記憶探偵〜益田啓一郎のブログ(旧博多湾つれづれ紀行)

古写真古地図から街の歴史逸話を発掘する日々。ブラタモリ案内人等、地域の魅力発掘!まち巡りを綴ります。

福岡市の近代資料群を読み解くチカラ

2015年08月18日 22時32分36秒 | 福博まちの記憶

アーカイブ活用関連の企画や監修依頼の相談が激増し、日々関連資料は増えるばかり。必要頻度が高くなり毎回県立図書館へコピーしに行く手間がムダなので、先日「福岡市議会史」も原本を運良く入手しました。

「福岡市議会史」はこれまで断片的には読んでましたが、すべて通して読むと面白さハンパないですね。入手している地図や写真群との関連性を解く手がかりである事は間違いないです。また、これは資料全般に言えることですが読み解く側に相応の知識がないと、重要な記述に気づかないことも多々あると思います。私自身、図書館で10年前に最初に閲覧した時に気づかなかったことが最近は重要だったと気づかされること多々。

市制施行直後の「福岡市誌」やそれ以前の「筑前国福岡区地誌」、渡辺與八郎の師である山崎藤四郎翁の「石城遺聞(渡辺與八郎が刊行に尽力)」も必読本です。いずれも普通の古書店で購入すると万円超えのものばかり、実は買ったものより譲り受けたものが多いのも私の蔵書の特徴かもしれません(笑)。譲ってくれた方の好意に応えるためにも活用せねば!


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