千鳥橋の旧西鉄貸切バス駐車場(博多湾鉄道の新博多駅・西鉄博多駅、福岡市内線千鳥橋電停)跡、テナントが出揃い来月続々開業ですね。
千鳥橋バス停前、西鉄の旧社章(西鉄ライオンズ球団旗マークと同じ)境界線石標はそのまま遺ってます。この地、実はサザエさんの作者・長谷川町子さんの「サザエさんうちあけ話」にも登場する博多湾鉄道の新博多駅があった場所。新博多から香椎(西鉄香椎)の親戚宅まで湾鉄電車に乗って出かけるエピソードが語られてます。
博多湾鉄道の新博多を出て、当時最初の駅までの間の松林には「磯野の大仏」と呼ばれた称名寺の「博多大仏」が昭和19年まで威容を見せていました。博多出身で福岡市の2代目市長も務めた磯野七平鋳造所が製造した大仏は戦時中の金属回収により姿を消し、現在は台座のみ遺ります。このエピソードは2年前、KBCドォーモでご紹介いただき私も解説役でちょい出演しました(ロケ当日、お願いしていた案内役がドタキャンで急遽の出演)。
この地、2年前にKBCドォーモでも取り上げていただいた通り、西鉄貝塚線(旧宮地岳線、博多湾鉄道)の0キロポストがあった場所でもあります。鉄道は開業時の始発駅に0キロポストを設置し区間廃止後もそのまま。現在も貝塚線貝塚駅1番ホームに3.5キロポストがある理由です。
隣接地の千鳥橋測定局(自動車排気ガス、PM2.5等測定ポイント)敷地は、いつの間にかコンビニになってました。昨秋、福岡市内線跡をロケハンした際とは随分風景&雰囲気が変わってしまいました。
千代町付近の千鳥橋駅(新博多駅)の楕円の駅舎もとうとう無くなってしまいましたね。3年前には長年なぜか放置されていた久留米運送ビル跡もあさひサイクルになりました。まあ、40年前の雰囲気よりは千代町~東浜付近も店舗が増えて雰囲気的には良くなっているとは思うので良い事だとは思います。40年前と変わらないのは博多ポートタワーとシャルマンコーポ、東区役所ですね。太陽家具もなくなりましたし。昔が語れるとは自分も歳とったなあ・・・。