野球の季節である。今年は久々にホークスが好調だ。思えば、初めて親に
買ってもらったマンガ本が「ドカベン」と「サーキットの狼」だった。小学
４年の頃だったと思うが、風邪を拗らせて１週間寝込み学校を休んだ。退屈
しのぎ用に買ってくれたのだが、なぜこの２冊だったか母に聞いたことはな
い。たぶんアニメが始まっていて私が毎週観ていたからだと思う。
しかし、これがどちらの本も第１巻ではなく当時の最新刊。連続モノであ
る「ドカベン」はいきなり最初から山田太郎が記憶喪失のシーン（笑）。こ
の後、前後の巻を買ってもらえる訳でもなく（当時、小遣いで買える値段で
はなかった）、「どうして記憶喪失になったのだろう」「早くアニメがこの
回にならんかな」と半年以上待った記憶がある。
プロ野球に興味を持ったのも「ドカベン」だった。残念ながらこの頃はす
でに西鉄ライオンズは無く、テレビの野球中継といえば巨人戦。その後に同
じく水島新司の「野球狂の唄」がアニメで始まり、これにハマった。「巨人
の星」はなぜか嫌いで、同じ巨人でも「侍ジャイアンツ」は大好きだった。
山田太郎は南海に入るとばかり思いつつ、ホークスファンになった。それ
が気づけば西武に入って驚くばかり（笑）。「あぶさん」「光の小次郎」と
好きな水島マンガは数知れず。水島マンガにはプロ野球の様々なエピソード
や事件、人間模様が実話をもとにちりばめられている。それが今も水島新司
の新作を楽しみにしている理由。あぶさんの引退も秒読みである。
ホークスの野球解説では加藤伸一さんの解説が好きだ。その加藤さんとお
酒を一緒に飲んだのは今年の１月。久保さんの紹介だった。西鉄ライオンズ
の切り込み隊長・高倉さんが会長・総監督を務める「福岡南リトルシニア」
は今年で25周年。加藤さんも、同クラブの特別コーチに就任されている。
福岡南リトルシニア
野球は子供の頃から大好きだったが、中学でも野球部に入ろうとは思わな
かった。走ることの方が好きだったので、駅伝部に入ったからだ。けれど、
地元にリトルリーグなどがあれば、選択肢は違ったかも、と時々思う。野球
は見るのもいいが、やっぱり草野球であってもプレーする方が楽しい。地元
で就職して数年は、会社の軟式野球チームでプレーした。早朝リーグで５打
席連続安打したまま退部したのがちょっぴり自慢だ（笑）。
草野球といえば、サラリーマン時代に博多座チームと山王公園でソフトボ
ールの試合をしたことがあった。今年１０周年の博多座が開館した年だった
と思う。でかいボールが苦手なのに加え、いきなりのナイターで、レフトを
守る私は博多座チームの打ったライナーを取りそこねて前歯を折った。低い
弾道と照明で一瞬ボールを見失ったのだが、これが今のところ私が最後に草
野球を楽しんだ機会だ（笑）。
小田和正もピンクレディーも？マウンドに上がった山王公園のグランド。
10年前の大水害の後、全国初の地下貯水槽システムができてグランドも数メ
ートル低く掘り下げられた。万一御笠川が増水した際は、地下水槽だけでな
く野球グランドにも貯水して水害を防ぐのだそうだ。幸いなことに、設置さ
れてからはまだ活用される機会（御笠川の氾濫）はまだ無い。
高校野球も県予選の真っ最中。私の母校である築上中部高校が選抜に出場
したのは、私が入学する年の春だった。その母校は今は統廃合で無く、校舎
も取り壊されて更地。しかし、グランドだけは野球部が使っているようだ。
なにせ、甲子園出場に浮かれて卒業生から大量の寄付金を募った金で整備
した自慢のグランドだったのだから当然か。母とその話になると、当時闘病
中だった祖母（母校の前身の女学校卒業）の処へもしつこく寄付願いが来た
ことが話題になる。これが母校の最初で最後の甲子園の思い出だ。
今日は最後まで野球の話。
写真は昭和29年、どんたく港まつりの花電車「ライオンズ」。
リアルなライオンがバットを持っている。
写真は運営サイト「画像アーカイブ」から
「古写真にみる昭和の福岡」掲載の平原健二コレクションより。
写真集「西鉄ライオンズとその時代」
フォトブックシリーズ解説・通販
美しき九州「大正広重」吉田初三郎の世界 九州・初三郎研究会
アンティーク絵葉書に観る懐かしの風景・町並み
ギンギラ太陽's
冷泉のあゆみ1945～2007まちづくり戦後史
鳥瞰図絵師・前田虹映
オールド地図鳥瞰図コレクション・吉田初三郎ほか
人気blogランキングへ
買ってもらったマンガ本が「ドカベン」と「サーキットの狼」だった。小学
４年の頃だったと思うが、風邪を拗らせて１週間寝込み学校を休んだ。退屈
しのぎ用に買ってくれたのだが、なぜこの２冊だったか母に聞いたことはな
い。たぶんアニメが始まっていて私が毎週観ていたからだと思う。
しかし、これがどちらの本も第１巻ではなく当時の最新刊。連続モノであ
る「ドカベン」はいきなり最初から山田太郎が記憶喪失のシーン（笑）。こ
の後、前後の巻を買ってもらえる訳でもなく（当時、小遣いで買える値段で
はなかった）、「どうして記憶喪失になったのだろう」「早くアニメがこの
回にならんかな」と半年以上待った記憶がある。
プロ野球に興味を持ったのも「ドカベン」だった。残念ながらこの頃はす
でに西鉄ライオンズは無く、テレビの野球中継といえば巨人戦。その後に同
じく水島新司の「野球狂の唄」がアニメで始まり、これにハマった。「巨人
の星」はなぜか嫌いで、同じ巨人でも「侍ジャイアンツ」は大好きだった。
山田太郎は南海に入るとばかり思いつつ、ホークスファンになった。それ
が気づけば西武に入って驚くばかり（笑）。「あぶさん」「光の小次郎」と
好きな水島マンガは数知れず。水島マンガにはプロ野球の様々なエピソード
や事件、人間模様が実話をもとにちりばめられている。それが今も水島新司
の新作を楽しみにしている理由。あぶさんの引退も秒読みである。
ホークスの野球解説では加藤伸一さんの解説が好きだ。その加藤さんとお
酒を一緒に飲んだのは今年の１月。久保さんの紹介だった。西鉄ライオンズ
の切り込み隊長・高倉さんが会長・総監督を務める「福岡南リトルシニア」
は今年で25周年。加藤さんも、同クラブの特別コーチに就任されている。
福岡南リトルシニア
野球は子供の頃から大好きだったが、中学でも野球部に入ろうとは思わな
かった。走ることの方が好きだったので、駅伝部に入ったからだ。けれど、
地元にリトルリーグなどがあれば、選択肢は違ったかも、と時々思う。野球
は見るのもいいが、やっぱり草野球であってもプレーする方が楽しい。地元
で就職して数年は、会社の軟式野球チームでプレーした。早朝リーグで５打
席連続安打したまま退部したのがちょっぴり自慢だ（笑）。
草野球といえば、サラリーマン時代に博多座チームと山王公園でソフトボ
ールの試合をしたことがあった。今年１０周年の博多座が開館した年だった
と思う。でかいボールが苦手なのに加え、いきなりのナイターで、レフトを
守る私は博多座チームの打ったライナーを取りそこねて前歯を折った。低い
弾道と照明で一瞬ボールを見失ったのだが、これが今のところ私が最後に草
野球を楽しんだ機会だ（笑）。
小田和正もピンクレディーも？マウンドに上がった山王公園のグランド。
10年前の大水害の後、全国初の地下貯水槽システムができてグランドも数メ
ートル低く掘り下げられた。万一御笠川が増水した際は、地下水槽だけでな
く野球グランドにも貯水して水害を防ぐのだそうだ。幸いなことに、設置さ
れてからはまだ活用される機会（御笠川の氾濫）はまだ無い。
高校野球も県予選の真っ最中。私の母校である築上中部高校が選抜に出場
したのは、私が入学する年の春だった。その母校は今は統廃合で無く、校舎
も取り壊されて更地。しかし、グランドだけは野球部が使っているようだ。
なにせ、甲子園出場に浮かれて卒業生から大量の寄付金を募った金で整備
した自慢のグランドだったのだから当然か。母とその話になると、当時闘病
中だった祖母（母校の前身の女学校卒業）の処へもしつこく寄付願いが来た
ことが話題になる。これが母校の最初で最後の甲子園の思い出だ。
今日は最後まで野球の話。
写真は昭和29年、どんたく港まつりの花電車「ライオンズ」。
リアルなライオンがバットを持っている。
写真は運営サイト「画像アーカイブ」から
「古写真にみる昭和の福岡」掲載の平原健二コレクションより。
写真集「西鉄ライオンズとその時代」
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