marcoの手帖

永遠の命への脱出と前進〔与えられた人生の宿題〕

世界のベストセラーを読む(720回) (その5)昔、A牧師に出した手紙

2020-09-09 19:25:18 | 手紙

 昨年(2011年のこと)の終戦記念日に「戦艦大和」吉田満を再度読みました。本文より、その後に書かれている彼の緒論文に多く学ばされました。さて、冬になり12月8日は、開戦の日でした。私たちは、敗戦から何を学んだのか。「きけわだつみのこえ」だけで戦争悲惨を語るだけで良いのか。戦争で亡くなられた方は、戦争の悲惨はどこからくるのか、我々の死を無駄にしないでくれと語っているのではないか。ただ英雄伝で留まるのであれば、同じ事が繰り返されるのみではないか。戦争を起こす人という生き物は何なのかもっとよく考えてくれと語っているように思います。この国の為政者、知識人、教養人は、何を肯定し、何を否定し、どうあらねばならないと考えているのかは(どこまで考えているかは、常に小生の関心のあるところです。何故なら、先述しましたが真摯に考えれば、キリストの十字架に必ずぶつかるであろうと信じている者だからです。死から生還した吉田満がキリスト者であったように。そして、滝沢克己が最後にキリストを受け入れたように。そして、4年ほど前になくなられた「知の巨人」と言われた加藤周一がキリストを受け入れていたように・・・。 『誰でも真理につく者は、わたしの言葉に耳を傾ける』(ヨハネによる福音書18章37節)・・・続く