幕張でポタリング日記

自転車趣味や好きなアニメやら思いついたことをチラホラかきちらしています

これがわたしの戦車プラモ道29(開き直り……)

2013-04-09 09:45:01 | 日記
前回あんなこと言っておきながらまた戦車プラモネタです…

完成したはっきゅんことあひるさんチーム「八九式中戦車甲型」ですが、そのできに満足はしていたのですが、なにか…どこか…ピッシリとしていない……

う~ん……

写真を見ていると……

………

わかりました!!

起動輪(八九式は後ろ)と遊動輪のまわりの覆帯が丸いんだ!。

戦車プラモの覆帯(キャタピラ)はたいていの場合軟質プラで出来ています。

1列になった柔らかい帯をぐるりと巻いて留めるのですが、モノが柔らかいので前後の力が強くかかっていないところは丸くなります。

でも、実際の覆帯は鋼鉄製なのですごく重いんですよね。

なのでまず気を付けることは上部転輪に瞬間接着剤できちんと接触させること、転輪間は重みで少し沈んでいるようにたわませることです。

そこは基本なのでやってはいたのですが起動輪と遊動輪の回りには気をくばっていませんでした。

柔らかく軽い輪なので当然早く離れて丸くなろうと振るまいます。

そこをなるべく遅くまで起動輪、遊動輪に過重がかかっているよう修正しました。

その結果…


修正前



修正後

微妙な差ですね……キリッとしまってくれた思うのですが、じーっと見ている自分にしかわからない程度かもしれません。

キットによってはこの軟質プラ製の他に何コマかに分割されて最初からたわみ表現がされているプラパーツが付属しているものがあります。

でも…これも結構難しい。

マチルダはこのプラパーツ覆帯で組んで見たのですが、接着面が広く開いたり狭かったり、まっすぐになっていなかったりでかなり苦労しました。

しばらくは軟質プラのほうでいいや…



カバさんチームIII号突撃砲に手を出し始めたのですが……

やっぱり海外のキットは難しい。

このキットは香港のメーカー「ドラゴン」が出しているキットを国内の「プラッツ」がガールズ&パンツァー公式商品としてパッケージやデカールをガルパン仕様にして売り出しているものなので、戦車自体はそのドラゴン製のままです。

しかもけっこう古いキットのようです。

なので、とにかくぼくのように素人で基本タミヤばかりだった者にとっては非常に組みづらいです。


まず説明書がわかりづらい…



たった2ページですよ…

これがタミヤなら、



大きな絵でたっぷり6ページになっています(これはB1bisのもの)

バンダイRGの1/144ザクなんかは、



CADデータを使ったCGなので実際のパーツとまったく違いがありませんし、しかもカラー。

このIII突なんて、パーツがここに付くよの説明はあっても、その付いた姿、つまり次のコマでは、もう説明したからいいでしょって感じに省かれて描かれているんですよ。



なので微妙な角度とかがわからないんですよね。


転輪パーツは……

2cm以下のパーツに四方からのゲートって……



しかもぶっといし。

そして極めつけなのが遊動輪パーツ……



スポーク内に切り取らなければいけないところがあります。

薄刃ニッパーすら入りません。

断面を綺麗に切除できないし、ヤスリも先端のちょっとだけしか入らない……

もうムキーっ!!って感じ。

まぁ昔の海外キットって感じではなく、パーツの合いは良好なんですよ。

反り返って合わせることができない…なんてことはないです。

むしろ、組みやすさを優先するタミヤなら1パーツにしてモールド表現で留めるところをあえて別パーツでちゃんと穴やスリットを開けている個所もいくつもあるので表現力は高いと思います。

ちゃんと組みあがればかなりかっこいいIII突が出来るのではないでしょうか…

ちゃんと出来れば…ですが……




あ、

転輪は塗装前にはめておいたほうがいいですよ。

あまりにきつくて力をこめてぐりぐりしながらやっとはまる感じなので塗装後だと乾燥後であっても指紋がついちゃうし、塗膜の厚みで余計にはいらなくなっちゃうから。

まぁそのきついおかげで接着剤をつかわずに付けて回転させられるので、転輪縁を黒く塗る作業もしやすいというメリットはあるけどね。



もし、戦車プラモ未経験でガルパンにはまり、このIII突を買おうと思っている方は、タミヤの戦車プラモを3箱くらいは組んで戦車の構造を理解してからこいつに取りかかったほうがいいかもしれません。

タミヤからはベースとなったIII号戦車も発売されているし、ガルパンでもIII号は黒森峰車として(マウスの後方を守ってマヌケなやられかたをした)出ていますしね。

それほど難易度が高いんですよ。

こいつは……

はぁ……




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自転車コミック

2013-04-09 01:01:01 | 日記
週末2日ともすごい風でした。

特に日曜日は16m予報なのでビル風で渦を巻く幕張新都心では瞬間的にもっと強い風が吹いていたかもしれません。

自転車趣味をはじめてからは強風を忌み嫌うようになりました。

風速6m以上であれば自転車で出かける気にはなりませんね。

風の街ここ幕張では難しいかもしれませんが…

でも、16mなら話は別だ!!

逆に興味がわいて自転車で漕ぎだしてみよう!!

……と一瞬は意気込んだのですが、それでケガをしてはばからしいし、……イヤ…きっとケガをする。

だって行かなくても良かったところに出かけたときって良くないことがおきますよね。

車をぶつけてしまう時って、夜中に急にプリンが食べたくなって、コンビニに車で行ったとかそんな時だ。

だから、それと同じようなことになりそうな気がする…

それに自分だけでなく、救急や警察の方の手を煩わせてしまってもいけませんし。

自重しました。


でも、週末にすら自転車で乗っていないとこのブログもますます危機になってしまう。

一応タイトルは「ポタリング日記」であったはずなのに…

今ではすっかり「これがわたしの戦車プラモ道」になってしまっているじゃないか!

その戦車プラモと道具に資金をつぎ込んでいるために自転車の改装グッズもとんと購入していないし。

う~ん

どうしたものか……



で、苦肉の策としてオタク的に自転車物のコミックのことでも記してお茶を濁しておくかな…

と、考えました。



自転車コミックとしてまず思い浮かぶのは「弱虫ペダル」でしょうか?

でもぼくは読んでいないんですね。

理由は…かわいくないからというあまりにオタク的なものです。

きっと読めば熱くなること間違いなし!!なのは感じるのですが、やっぱりかわいい絵柄でないと手に取ることができないんですね。


「アオバ自転車店」シリーズは読んでいますよ。

いろいろなジャンルの自転車を知ることもできるし、時々ホロリとさせてくれるし…

でも、やっぱりちょっと昔の作家さんかな?という気がしますね。

読み切り主体なのですが、あまりに寒くて読み飛ばしてしまうこともたまにあるくらいです。



で、今読んでいるのが次から取り上げさせていただく3つです。


まず「南鎌倉高校女子自転車部」松本規之さん著



絵はばつぐんに綺麗です。

しかも萌えだけど意外としつこいほどには萌えすぎていない。

案外一般の方でも受け入れることができる絵柄かもしれません。

イラストレーターとして活躍されている方で小説「ミニスカ宇宙海賊」シリーズの表紙・挿絵を担当されています。

これをアニメ化した「モーレツ宇宙海賊」ではキャラ原案を別の方が担当してしまって別の絵になってしまっているのが非常に悲しい!!

挿絵描きの経験が活きているのかベタベタにスクリーントーンに頼り切ってはいないところに好感が持てます。

背景も細かく、舞台鎌倉・江ノ島の魅力が溢れる作品です。

でも…ちょっとストーリーに古さを感じるところがあるかな?

3巻での展開は新谷かおる先生の「ふたり鷹」を思い出してしまいましたもの。

そして2巻で出た男性キャラがとてもイヤでしかたがありません。

アルパカ似の顔でセリフの語尾に「~パカ」と付ける、そんなようなキャラ作りはもう古いんじゃないでしょうか。

絵は綺麗だし江ノ島だしで書店で初版特典でいただけるイラストカードはとてもうれしいです。

主人公ふたりはANCHORとGIANT。

ロードレーサーと出会うレーサー志向の作品です。




反対に絵的にはまんが・アニメを見慣れていない方にはちょっと厳しいかも…と思えるのがこれ
「ろんぐらいだぁす!」三宅大志さん著です。



この作品は自転車同人誌では有名な「LONGRIDERS」が原案・企画協力しているので自転車ネタとしては確かなもののようです。

主人公は街かどで見かけた自転車「BD-1」にひとめぼれをして買うことを決意。

さっそく貯金をおろすその額は”6万円ちょっと”

もうここで「わかるわかる」って感じ。

まさか…街を走っている自転車が6万円じゃ買えないなんて普通の人は思わないよね。

結局3万円以内で買えるポンティアックのフォールディングバイクを買い、すこしづつ自転車のめりこんでいきます。

初のサイクリングではハンガーノックでやられてしまいました。

食べたエネルギー食のまずさに悶え苦しみます。

もちろん翌日は全身筋肉痛。

江ノ島サイクリングではお尻の激痛も経験しました。

そんなあるあるが満載の日常系サイクルコミックです。

この後ブルベとかそんな感じの長距離に向かっていくのかな?

ストーリー的にはとても好みです。

でもやっぱり絵柄があまりにも今風すぎてとっつきにくい人もいるかもね。



で、最後が「東京自転車少女」わだぺんさん著



これは…う~ん…… 感想にちょっと困ってしまうかも……

好みではあるんですよ。

絵はかわいいし、練馬のみというごくごく狭い範囲でのご当地ネタ満載で。

ちぃ散歩のようなそんな感じ。

でも自転車でなくとも成り立つようなストーリーではあるんですね。

作家さんもちょっと浅はかな感じがするところもちらほら…

(でもそれは作家だけでなく編集も気づけよって思うけど)

面白くはあるんですよ。

3巻まで買ったし次巻もきっと買うし。

でも人にオススメできるかというと考えちゃう……

そんな作品です。

それと前2作と違ってこれだけが自転車のブランドの描写がなくオリジナルのブランドっぽくなっています。

そこもマイナスかな。



こうして見るとぼくが見ているアニメと共通点があります。

それは3作品ともに実際の場所をモデルにしていて、それが細かく描きこまれていることです。

このコミックを手に舞台を走りたくなる作品ですね。



と、オタク的な自転車コミック3作品のことを書き連ねてきましたが…

自転車でまんがを描こうというそれ自体に尊敬はしてしまいます。

ぼくも仕事がデザイン系であり、イラスト・CGを描くことも多いのですが自転車は本当に難しい!!

マンガ・アニメの(イラスト・カットだって)人物は等身バランスが実物の人間とはかけ離れていますよね。

それを自転車の乗せると……というか…乗れないんですよ。

手の長さ、肩幅、そして脚の長さ。

ペダルを漕ぐと膝がハンドルに当たってしまったり、ペダルを踏み下げると地面にめりこんだりしてしまいます。

胴が短いからドロップハンドルなんてありえないほど前傾させないと握れません。

頭も大きいのにその上にさらにヘルメットをかぶせるとどんなにスマートな自転車も子ども用にしか見えなくなってしまいます。

だからってリアルな等身でキャラクターを描くわけにもいかないし…


そんな微妙なバランスのせめぎあいの中、なんとか落ち着く点を見つけながらの作画になるこの分野で仕事をされているというのはそれだけで尊敬してしまいますね。




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