ブラウザゲーム「艦これ ~艦隊コレクション~」の関連本は今やいちジャンルとして書店でも大きなスペースを用意されていますよね。
ぼくもその中からいくつかを買いましたよ。
大型ムック本の「公式作戦記録」とコミックが「吹雪がんばります!」、ノベライズの「鶴翼の絆」と「陽炎、抜錨します!」1~2巻です。
まずこの小説2種なのですが、そのタイトルの通りそれぞれが「瑞鶴&翔鶴」「陽炎」が中心となったお話になっています。
艦これ小説の面白さはストーリーの良し悪しとは別にどう設定するかにあると思えます。
今現在人気の各種コンテンツの中でも群を抜いてリアリティが無いものがこの艦これだと感じるんですね。
旧軍の艦艇擬人化の彼女たちはいったいなんなのか? まったくゲーム内では窺い知ることができません。
そんな細かな設定が無くそれぞれ個人が想像したりネット上で補完しあったりする楽しさがこのコンテンツをここまで押し上げてきた一面もあるとも言えますね。
でも、小説を書くにあたってはそうは言っていられません。
だから作品ごと、作者ごとに設定がなされていくわけです。
ある作品は、国の命運を託され選ばれた女の子たちが装備を身に付け戦う「スカイガールズ」や「インフィニット・ストラトス」のような物から大戦で沈んだ艦艇の魂が現在に少女の形として生まれ変わったものまで。
そういった全く違う作品となってしまいそうな設定を艦これのコンテンツのひとつとして組み上げていくその様が興味深く楽しい。
そうした面でいうと設定うんぬんはさほど気にせずに展開していけるのが強みの4コマコミックなのが「吹雪、がんばります!」です。
この作品で特筆すべき点は、そのディフォルメが強く3等身キャラの絵柄に反してかなり多くのネタが史実から持ってきていることにあります。
例をあげるなら、阿武隈ちゃんと北上さんが廊下で会った際には緊張した面持ちでじりじりと間隔を保ちながらすれ違いますが、これは実際の軽巡洋艦「阿武隈」と「北上」が衝突事故を起こしたことに関するネタ。
そういった史実ネタを盛り込むことに対しては賛否両論あるとは思いますが、ぼくはこの作品が一番面白いと感じましたね。
そして大型ムック本の「公式作戦記録」ですが、もうこの内容は艦これの事では無いですね。
もちろん全ページに艦娘たちがいるのですが書かれていることはすべて実際の太平洋戦争のことなんです。
だからこの本は楽しめる人とそうではない人がはっきりと別れてしまう本なんじゃないかな?
初めて買ってもらったコミック「ドラえもん」よりも先に子ども向けの「真珠湾攻撃」や「ミッドウェイ海戦」などを(昔は普通にあったんだよ、こんな子ども向け書籍が)何度も読み回し、参加艦艇の一覧に書かれた艦種や艦名といった漢字と数字の羅列だけでしばらくは眺め続けられるといった幼少期を過ごしたぼくにとってはもちろん当たりな本となりました。
史実の解説とはいってもぼく程度の知識ではベララベラ海戦やケ号作戦なんてものまでは知らないので、なかなか読みごたえもあり新たな知識を得ることもできましたね。
様々な書籍で良く見る当時の写真もフォトレタッチソフト?等でカラー写真風に仕上げてあるのも面白い。
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ぼくもその中からいくつかを買いましたよ。
大型ムック本の「公式作戦記録」とコミックが「吹雪がんばります!」、ノベライズの「鶴翼の絆」と「陽炎、抜錨します!」1~2巻です。
まずこの小説2種なのですが、そのタイトルの通りそれぞれが「瑞鶴&翔鶴」「陽炎」が中心となったお話になっています。
艦これ小説の面白さはストーリーの良し悪しとは別にどう設定するかにあると思えます。
今現在人気の各種コンテンツの中でも群を抜いてリアリティが無いものがこの艦これだと感じるんですね。
旧軍の艦艇擬人化の彼女たちはいったいなんなのか? まったくゲーム内では窺い知ることができません。
そんな細かな設定が無くそれぞれ個人が想像したりネット上で補完しあったりする楽しさがこのコンテンツをここまで押し上げてきた一面もあるとも言えますね。
でも、小説を書くにあたってはそうは言っていられません。
だから作品ごと、作者ごとに設定がなされていくわけです。
ある作品は、国の命運を託され選ばれた女の子たちが装備を身に付け戦う「スカイガールズ」や「インフィニット・ストラトス」のような物から大戦で沈んだ艦艇の魂が現在に少女の形として生まれ変わったものまで。
そういった全く違う作品となってしまいそうな設定を艦これのコンテンツのひとつとして組み上げていくその様が興味深く楽しい。
そうした面でいうと設定うんぬんはさほど気にせずに展開していけるのが強みの4コマコミックなのが「吹雪、がんばります!」です。
この作品で特筆すべき点は、そのディフォルメが強く3等身キャラの絵柄に反してかなり多くのネタが史実から持ってきていることにあります。
例をあげるなら、阿武隈ちゃんと北上さんが廊下で会った際には緊張した面持ちでじりじりと間隔を保ちながらすれ違いますが、これは実際の軽巡洋艦「阿武隈」と「北上」が衝突事故を起こしたことに関するネタ。
そういった史実ネタを盛り込むことに対しては賛否両論あるとは思いますが、ぼくはこの作品が一番面白いと感じましたね。
そして大型ムック本の「公式作戦記録」ですが、もうこの内容は艦これの事では無いですね。
もちろん全ページに艦娘たちがいるのですが書かれていることはすべて実際の太平洋戦争のことなんです。
だからこの本は楽しめる人とそうではない人がはっきりと別れてしまう本なんじゃないかな?
初めて買ってもらったコミック「ドラえもん」よりも先に子ども向けの「真珠湾攻撃」や「ミッドウェイ海戦」などを(昔は普通にあったんだよ、こんな子ども向け書籍が)何度も読み回し、参加艦艇の一覧に書かれた艦種や艦名といった漢字と数字の羅列だけでしばらくは眺め続けられるといった幼少期を過ごしたぼくにとってはもちろん当たりな本となりました。
史実の解説とはいってもぼく程度の知識ではベララベラ海戦やケ号作戦なんてものまでは知らないので、なかなか読みごたえもあり新たな知識を得ることもできましたね。
様々な書籍で良く見る当時の写真もフォトレタッチソフト?等でカラー写真風に仕上げてあるのも面白い。
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