ラブライブ!/μ'sファイナルライブ初日終了。
無謀な夢から始まって
奇跡のように全てが繋がって
どうなるんだろ?ドキドキで
毎日が冒険だったよ いつも
まさにこのファイナルCDである「MOMENT RING」を体現したかのようなライブでした。
μ'sはこれまで5回の大きな単独ライブを重ねてきてその度に成長をしてきました。
支えたい、応援したい、かわいい……
今回のファイナルは……
格好いい。
失敗もあるけれど一生懸命やっている姿にずっと見守ってあげたくなる……
でも、もうμ'sはそんな立ち位置ではありませんよね。
劇場版ラブライブ!では全スクールアイドルの憧れと対象となっていました。
このリアル世界のμ'sもそんな存在となったかような(実際それに近い)ライブで、とにかく格好良さが際立っていました。
ダンスしながら歌うためにこれまでは連続2曲が限界でした。
しかしファイナル・集大成と銘打つかぎりは1曲でも多くの楽曲を魅せようと今回は3曲連続を多用していました。
もちろん一部フロート移動等のファンサービスによりダンスが無い曲もあるし、5曲はメドレー形式となり1コーラスのみという部分もあるにはあります。
でも、全46曲で5時間という大ボリュームのステージを見事に歌い踊りきりました。
どれだけスタミナを上げてきたんだろう。
決してそんな職業の人たちではないのに。
ドーム内の電波環境が悪いのか、ところどころ歌声が途切れる箇所もありはしました。
でも、それこそが彼女たちがこんなにもムチャなことに挑戦している証でもあり興奮さえします。
だって音声を被せクチパクに逃げるという選択もありますし、実際そうしているグループはあるとも聞きます。
でも、μ's9人はダンスで息が上がり声が詰まってしまってもそれを隠すことなくすべてをさらけ出してくれました。
そして南條愛乃さんもストイックで格好いい。
どうやら膝の状態はやはり完治はしていないようです。
紅白出場やMステ出演などといったこれまで頑張ってきたご褒美に甘んずること無くこの2日間に照準を合わせて調整をしてきた南條さん。
それでも今ライブは数曲を回避という選択をしていました。
これは膝の痛みよりもずっとツライ心の痛みに耐えなけれないけない選択だったのではないでしょうか。
勢いに任せてやりきりますと言ってしまうのは甘美な誘惑だったに違いありません。
なんといっても人は未だにそういった肩や肘を壊してでも夏の甲子園大会で投げぬいてしまうようなことに感動してしまうのですから。
たとえ膝が悪化してもこのステージで倒れるなら本望!とあまりにストーリーとして出来過ぎな事を選ぶこと無く、いくつかの曲はスルーしてでもポイントとなり出るべき曲のパフォーマンスは絶対に落とさない。
”リスクは決して侵さないがやれることはすべてやる”と言っていたミハイル・シューマッハをなんとなく思い出していました。
こんなにも素晴らしいコンテンツに出会うことができたと思わせる完成度にまで高めたμ's9人に敬意を表します。
にほんブログ村
にほんブログ村