現地前にAM4時に到着。
真っ暗だし誰もいねー
ちょうどかかっている曲の歌詞もなんだか寒々しいし……
1月の習志野の降下訓練始めではもう100人は並んでいる時間帯なのでそんなつもりで来たのにやっぱり木更津は遠いということか。
始発電車もバスもまだ走ってないしなぁー
ゲート前に立っている警備の隊員さんに駐車場は何時に開くのかを聞いたんだけど、わからないとの事。
えーーーっ⁉︎
その頃の時間の担当では無いのかも知れないけど……
ここがメインゲート前なのは間違いなく1番乗りではあるんだけど、こんな港湾地区にずっといたら巡回の警官に職質されそうなので一旦コンビニに行って時間をつぶす。
とは言っても最寄りのコンビニまで車で5分。
ほぼ木更津駅近くまで行かないと無い。
これは9時の開門時間までトイレがキツイかも。
明日並ぶ人はトイレに行っておくか、飲食をちゃんと計算して取るかした方が良いと思います。
自分は……車に常備してある携帯トイレ(薬剤の反応で固まるやつ)を初めて使ってみましたよ。
一度5時前にまだ誰もいない事を確認した後、空がほんの少し青みが出てきた5時20分ころに戻ってきたらすでに3台並んでいました。
24時間開いているファミレスに遠出しなくて良かった。
開門時間の9時まではまだまだある。
7時前、電車が動く時間になると駅から歩いてくる(30分弱くらい?)人や、タクシーを使う人も到着し始める。
でも、数えるほど。
一方車は……
もう数えられないほど列が伸びている。
7時半ころに隊員さんが回ってきて車の列が相当伸びているので駐車場に入れて中で待ってもらうとの事。
明日も同じような措置が取られる事でしょう。
徒歩入場者から文句が出なければ……
徒歩入場列はまだ入れずゲート前。
一方車は中に入れて、オープン時刻以前に手荷物検査場の近くで待機することができる。
(しかもトイレは使える)
これは結構な差がありますよ。
当初の発表だと駐車場はありませんだったけれど、この立地からどうせ車で来てイオンモールあたりに止めてしまうだろうからとの判断からか380台ほどの駐車場が用意されたのはありがたい。
でもその台数ではあっという間に「待ち」となるだろうから早朝現着となったのでした。
朝8時ちょうどにラッパの音が鳴り響き、各艦共に満艦飾の旗がするするっと繰り出されてくる。
まだ入れないんだけど列ができ始めてるのでぼくもそれに続く。
ほんと、これ車の方が圧倒的有利だ。
9時ちょうどに入場開始。
結構念入りに持ち物検査に加え金属探知機による身体検査までおこなわれ、空港の保安場みたいにポケット内の小銭や鍵もカゴに入れる。
さすがにベルトまでは外す事は要求されなかってけど手早く済ませたい人はポケットに金属製の物を入れ無い方が良いですね。
バックの中に手を入れて調べられる。
「これはカメラですね」
「はい」
そこそこな大きさのケースにはピュアニーモ穂乃果ちゃんが入っているんだけど、カメラ用品入れと思われたのかそこはノーチェックでした。
はぁー見られないで良かった。
(Aqoursライブ前に行った陸自イベントでバッグ内のラブライブレード!について聞かれた経験ありw)
入場して後ろを見ると遥か遠くまで何重も折り返し列が伸びている。
遠い木更津といえども、やはりこのフネが来ているからなのか?
FFM1「もがみ」とFFM2「くまの」と、昨年就役したばかりのこの2艦が初めて一般公開されるのです。
来週に実施される国際観艦式に伴い東京湾を囲む横須賀、横浜、東京有明、船橋、そしてここ木更津で開催されている艦艇公開が銘打って「FLEET WEEK」の一環となっています。
これはもともと米海軍にあった慣習で、映画「バトルシップ」で米海軍チームに海上自衛隊DDG175「みょうこう」チームが勝利したサッカー大会もこのFLEET WEEKのイベントのひとつなのかもしれませんね。
今日は同時に横須賀でDDH183「いずも」、DDH181「ひゅうが」、DD119「あさひ」が公開されていますがやはり「もがみ」「くまの」が初の一般公開というところから一番遠方であってもこの木更津も混むと予想して早く来過ぎたのです。
最大限にステルスを意識した船型なのでこの広大なキャンパスに絵を描きたくなるな。
これだけ大きければダズル迷彩もさぞ目がチカチカする事でしょう。
ウクライナを見てもドローン兵器が跋扈する現代戦において、ドローンの光学センサーを惑わせる幾何学模様の迷彩(コンピュータがパターンを計算して作る)がまた注目され始める〜なんて事は無いのだろうか?
あれがここ数日話題のトマホークミサイルデスネ(違っ)
もがみ型は従来のマストらしいマストが無いので満艦飾もちょっと低くてイマイチか?
あの部分を輸出する計画もあるようですよ。
注目される艦にもかかわらずその船型からあまり大勢の人を飲み込まないので同型2艦を同時参加させて見学者を分散させる目的なのかと思ったけどまさかのメザシ係留になるとは。
だから乗艦タラップに「もがみ」
下艦側に「くまの」の幕を使っていました。
艦尾のヘリパッドと艦首は撮影可能なのですが、やはりこの船型からその両端を繋ぐ通路は全て艦内となる為に撮影禁止となります。
まぁサイドランプドアや魚雷投射器等ハッチの開閉装置を裏から見れるのでそれはそれで楽しい。
なんかガワラメカって感じじゃない?
う"あ"あ"あ"ぁぁぁぁーーー
あればムンクの叫びですか?
それともコダマ様ですか?
いえ、光学複合センサーのOAX3です。
艦首が驚く程スッキリ。
こんな艦見たこと無い。
艦尾に戻り見学終了。
10年近く前まではブリッジ見学もあったりしたのだけれど最近はもう無くなったな。
まぁそれも世界を取り巻く、殊に極東アジアの情勢を考えるとそれも仕方無い。
大抵カメラを向けるとはためくのをやめてしまうのは艦艇写真あるあるですが、今日は元気にパタパタしていました。
由緒あり誇るべき伝統の旭日旗に心の中で敬礼。
高所恐怖症の人はこれ渡るの勇気いりそう。
続いて「もがみ」から「くまの」に直接乗り込みます。
まぁ同型艦であり、同時に建造されたフネなので全く一緒なのですが。
特にこのもがみ型は自分の艦が長期ドック入りする時などには他の艦に乗るクルー制を取るように設計されていることから操作性が異ならないよう注意が払われているらしいですし。
とは言っても全部で22艦作られるので最後になると10年近い開きがあり、かなり装備も変わっていそうな気もしますが。
カタチは全く一緒だったのですが性格は違う姉妹なのか、長女のもがみは真面目でハッチや天井の頭をぶつけそうな箇所の注意喚起にトラテープを貼っていたのですが、次女はパリピキャラなのかカボチャやオバケのミニバルーンやオレンジ色のモール等ハロウィン装飾が施されていました。
うん、うん、姉妹っぽいよね。
(妄想ストーリーが止まらない)
もがみ型二十二等分の花よ…………ソレハモウイイッテ
以前はヘリ格納庫内で識別帽やパッチやピンズなどを隊員さんが売っていたけどすっかりそれも無くなっちゃったな。
(確か議会とかで問題になったんだっけ?)
外には業者がでグッズの出店を展開しているけどやっぱり隊員さんから買うのが楽しかったんだけどな
(自分たち用に発注した在庫から売っていたのか識別帽が1500円とか部隊章ピンズも300円とかで安かったし)
続いてDDG177「あたご」にも乗れますよ。
急遽追加となったあたごの公開。
もがみ型ではいっぺんに多くは乗せられないから大型艦のあたご加えたと思っているんだけどどうなんだろ?
あたごが接岸する場所を開ける為にもがみとくまのがメザシとなったのでしょうね。
こちらはもがみ型と違い撮影可能な場所も多い。
ぱおーん
ほら、艦首といえばこうだよね。
いかにもがみ型がスッキリ何も無いかがわかりますね。
VLSのハッチ。
ここから弾道ミサイルを迎撃するSM3ミサイルが出てきます。
このイージス艦本来の目的は自衛艦隊や日本の生命線である輸送船団を空の脅威から守る事。
だから弾道ミサイル対処艦の建造は一刻も早く必要なんだよなぁー
(ってかだからこそのイージスアショアだったんだけど……)
あたごはもがみ型には無いゴチャゴチャ感がとても魅力的。
これでもこんごう型イージス護衛艦が登場した時はなんてスッキリしたフネなんだと思いましたが……
かすみんは八角形のSPYレーダーが好きなんですぅー
四角形のSPY7を載せたイージス艦なんてカワいく無いですぅー
誰っ?
これからも日本の空の守りをよろしくお願いします
m(u_u)m
あたごさん日付けが入って無かった……
昭和の時代の領収証か?
強い風で旗が力強くなびいていてカッコいいんだけど、音楽隊の皆さんは譜面台が倒れて楽譜が舞ったり大変そうでした。
楽器輸送トラック、なんか「宇宙護衛艦いずも」に「コスモシーホーク」みたいになっているよw
目の前の隊員さんの譜面台メモを見てみると午後の部ではミックスナッツを演るようだけど14時までは流石に遠いのでこの辺で退場します。
まだ昼前なのでここ木更津新港から車で15分ほどの君津の湯でサッパリして目を覚まして帰路に着きます。
眠くなりませんように。
手荷物検査をすり抜けw潜入させたほのちゃんの写真を撮ったのは結局この1枚だけ……