幕張でポタリング日記

自転車趣味や好きなアニメやら思いついたことをチラホラかきちらしています

フラスタ絵 ひとり反省会

2024-06-25 06:38:45 | 日記




6月23日に開催された新田恵海さんのライブ「Smile×Smile = Re-Start◎」にて有志より出されるフラワースタンドのボードデザインをさせていただいたので、その事をつらつらと書き記しておきます。

前回(ラブライブ!フェスに出したフラスタ)よりは短かくはありますが、それでもダラダラと長くなると思いますのでご容赦を。

前回のフラスタ絵作成記はこちら

 

以前から親交を持たせていただいている「ん~ワシだよ~」さん(@ByKawasaki)から依頼された今回のイラスト。

オーダーは「ReStart」をテーマにして花の色はえみつんカラーであるコーンフラワーブルーという2点のみ。

コーンフラワーブルーはわりと曖昧な色で、実際のコーンフラワー(矢車菊)や宝石のコーンフラワーブルーサファイアは色見本の(C:64 M:38 Y:0 K:0 /  R:100 G:149 B:237)からほど遠い色なので全体的に明るいブルー基調であれば良しとしましょう。

「SingRing」リリース時にTwitterに投稿したイラストがそのものだったのでイメージを流用します。


絵を見て「あれ?」と感じる方も多いかもしれません。

「ここから」の補助標識が付いている一歩通行表示が右向きです。

「SingRing」リリース時に公式から出たビジュアルは左向きでした。

 

ロケ地であるジャックの塔(横浜開港記念会館)わきの横道が左への一通になっているのですね。

絵画や演劇、映画などでは左向きは「未来」、右向きが「過去」を表す傾向があるとされており、また宗教的にも善悪がこの向きであることが多いとされています。

そのため、西洋の紋章も同じで貴族の家紋を授けられたフェラーリのカバリーノランパンテやポルシェの社章となったシュツットガルト市章の馬も左向きですね。

(そういえばアムロ・レイ大尉のパーソナルマークのユニコーンも左向きだ)

それを当てはめるならReStartのテーマに合わせれば左へ向かって歩くほうが良いとなります。

これに関しては国や宗教などによっても変わるそうなので一概にはそう言えないというのもあるのですが、少なくとも多くの右利きの人にとっても左向きのほうが描きやすいというのもあります。

それをあえて、ロケ地とは逆の右向きにしたのは、ぼくはその一般論とは逆に右向きの方が未来を感じますし、世の中も同様にそう認識されることが多くなってきているとの説があるのです。

横書きが基本のTV番組でのテロップのワイプ出しや報道番組等で使われる時系列表は(これまで見られた年表に反して)左から右となっています。

AV機器の再生ボタンは▶︎で、それを模したYouTubeマークも▶︎ですよね。

そして決定的となるのがスーパーマリオに代表される横スクロールゲームのほとんどが右向きに進んでいくのでそのイメージが強いからだそうです。

それならば原点がアニメ声優アニソン歌手であった新田さんのライブのフラスタ絵としては従来のお約束よりもこの新しい見方に則ったほうが「未来」を感じてくれる人が多いのではと思い右向きにしたわけです。




ポーズ決めはいつものようにドールであれやこれを試します。

リリース時のイラストでは声の病を振り切るかのごとく前へ前へと突き進む重心としたのですが、感染症禍を経た現在は地に足をしっかりつけて歩いている彼女の印象が強くなったのでその重心を少し後ろに移すことにしました。

1/3スケールのドール(これはボークスDollfie Dreamシリーズ)は身体のラインだけでなく、服のシワの流れ方も参考となります。

萌え絵を描く人にドールはオススメです!(布教活動)

 

公式ビジュアルやMVは明るく白を飛ばした色調なのでリリース時の絵では服のディテールがよく分からずテキトーに描かれていますが、今回のフラスタ絵を描くにあたって過去のツイート等を漁りわかりやすい2枚の写真を見つけたのでほぼ正解に近いカタチで描くことができました。

服装はSingRingのままですが、MVのポニテではなく現在よく見るヘアスタイルに合わせました。

 

上に飛行船が浮かんでいるのはライブ会場が「飛行船シアター」だからですね。

そのままです。

 

ロゴを見るとリアルな飛行船では無く、グランサイファーやクイーンエメラルダス号のように下部に帆船がぶら下がったファンタジックなデザインになっていますね。

でも現有乗り物オタクなぼくはこれを描くことが苦手なので、かつて日本の上空を飛んでいたメットライフ生命「スヌーピー号」で有名なアメリカンブリンプ社製A60型飛行船をモデルにしています。


背景のブルーはフラットに塗っているので影は不必要なのですが、これまで平坦では無かった彼女の進んできた道を表し、それでもこれから行く先には影が落ちることなく日が当たっていて欲しいと願い、つま先より前には1ドットたりとも影を描きこんではいません。

ここはコダワリです。

 

 

反省点は……

とにかく小さかった。

それによってフラスタ参加者ネームも小さく見えてしまい申し訳無かったです。

他の方々が出されたフラスタを見て感心したり嫉妬したり。

やっぱり絵を描いてデータを渡すだけでなくフラスタ企画初期からアイディアを出さないとだめですね。

他の方々が出されたフラスタからも多くの事を学びました。


ライブ後にミスを発見しました。

パンプスの踵にあるストラップを描きこむのを忘れていました。

リリース時に描いた絵にはあったのにどうして忘れるかなー

取返しのできない段になってミスを見つけてしまうのはいつもの事です。

 

多くの参加者の方々、ありがとうございました。

次回があれば、そしてボード制作係を解任されなければ今回の反省点を踏まえてアップデートさせたいと思っています。

 

では、ビリーブ イン! エミュージーック!

そして……

 

エミーゴ! アミーゴ!!
 

 

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