マリーのアトリエ

札幌時計台近くのハンドメイドショップ、マリヤ手芸店のスタッフブログです。

和紙人形のお雛様

2009-01-15 18:52:10 | 和風手芸

(座り雛色紙~3675円)
今日ご紹介するのは、和紙でできたお雛様です
色紙に貼ってありますが、お顔や体には綿が入ってちゃんと立体的になっています。



 
(座り雛色紙~3675円)
こちらは金の色紙を使って、豪華ですね
色紙だからどこにでも飾れて、しまう時も場所をとりません



 
(立ち雛色紙~3150円)

そういえば以前外国のお客様に、英語で「なぜこの人形は顔がないのか?」
って聞かれたことがありました
たしかに、こういう和紙のお人形って、顔を描いていないのが多いですよね。
う~ん、どうしてなんでしょうか
顔がないことで、逆にどんな表情にも想像できて
あらゆる内面性を表現できるんじゃないかと、マリーは思うのですが・・
でも、残念ながらそれを説明できる英語力がなく、
「イッツ トラディッショナル」とか言って、ごまかした記憶があります




(立ち雛色紙~3150円)

和紙のお人形は、外国の方のおみやげにも喜ばれます
北海道にも、外国の観光客の方がけっこう来てくださるので、
やっぱり英語はできた方がいいですね
ちなみに、マリヤ手芸店のマネージャー(社長の奥様)は英会話ペラペラです
ちゃんとレッスンして勉強された方なので、
英語を話すお客様には、十分対応できますよ


 
(寸松庵折り紙雛~1050円)
上の2点は、折り紙のお雛様を寸松庵(すんしょうあん)という
小さな色紙(13.5×12㎝)に貼ったものです
小さいけど、机の上や棚の上にちょこっと置くだけで華やかになりますよ




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雛祭りのクロスステッチ

2009-01-13 09:03:55 | 刺しゅう・レース編み
雛祭り特集、第1弾はクロスステッチです
2種類紹介しますが、いずれもマリヤ手芸店のオリジナルです



一つ目は、華やかな段飾りです
お人形から小道具までちゃんと表現しています
額に入れてもいいし、タペストリーにして飾ってもいいですね
一番外側の赤い枠の大きさが、32×23.5㎝です。



布と刺しゅう糸、図案が入った、セットを販売しています(3675円)
ジャバクロスの中目を使っているので、どなたでも刺せると思いますよ



お雛様とお内裏様の部分だけでも、素敵です
シンプルな図案なので、お好みで色んなアレンジが楽しめます



もうひとつは、可愛い立ち雛のセットです
以前紹介した、ウシさんのセットと同じように、
そのまま額にして飾れる枠がついています
枠の内径が13㎝。どこにでも飾れて、プレゼントにも良いですよ



こちらは、布、刺しゅう糸、赤い枠、図案が入ったセットです(2100円)
こちらもジャバクロスの中目なので、初心者でも大丈夫

雛祭りのクロスステッチって、図案があまりないんです
洋書にはもちろんないし、日本の本にもほとんど載っていません
それならってことで、マリヤでオリジナル図案を作ってみました
マリヤの雛祭りセットはとても好評をいただいています
みなさんも、ぜひ雛祭りのクロスステッチを楽しんでくださいね



追記



「立ち雛」タイプのキットは、赤い枠が生産中止となったため、
平成24年1月より、写真の木目調の枠に変更させていただきました。
ご了承くださいませ。
こちらも落ち着いた雰囲気で素敵ですよ


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

森のカノン~手作りキット

2009-01-12 02:49:32 | クラフト全般

以前紹介した、むら染めのちりめんで作った妖精さん、
「森のカノン」という名前でデビューしました


写真の、赤とグリーンの二人分が作れる材料のセットを販売します
赤い方の子で、身長12cmくらいです。
北欧の妖精をイメージした、小さなお人形ですどうぞよろしく

(材料セット~1575円)


ボディはちりめん、お顔や手足は綿ジャージーです。
ポリエステル綿、刺しゅう糸(目、口)、羊毛(髪、マフラー)もセットに入っています



写真付きの詳しい解説書も入っています
ミシンがなくても、手縫いでチキチク作れます
ぜひあなただけのカノンちゃんを作ってあげてくださいね



カノンちゃんは、完成品も販売しています(1体1890円)


普段は森に住んでいるカノンちゃんだけど、
マリヤ手芸店の中にも、沢山の仲間が遊びにきています



「早くみんなとお友達になりたいな~

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雛祭りの準備

2009-01-11 02:41:36 | 和風手芸
お正月が過ぎると、街のディスプレイはあっという間にバレンタイン仕様になりますね。
ショーウィンドーもがあふれています
残念ながら、マリヤにはチョコレートもないし、
男性向けのプレゼントになりそうなものもあまりないので、
バレンタインはすっ飛ばし、一気に雛祭りへ突入します



木目込みの雛人形です
マリヤは、もともと木目込み人形や日本人形の材料が主力商品だったので、
雛祭りは1年でもっとも力を入れるイベントなんです



最近は、木目込み人形をご自分で作る方が減ってしまいましたが、
雛人形は材料、完成品ともに今年もたくさん揃いました



木目込みの雛人形は、清楚で気品があってマリーも大好きです
小振りなものが多いし、洋風の部屋にも合いますよ。



他にも、雛祭りに向けた商品がたくさん登場しています
干支のウシグッズは、10連発いきましたが、雛祭りは20連発くらいいけそうですよ
写真は、和紙人形の色紙と、マリヤオリジナルのお雛様のクロスステッチセットです



お雛様の組み木


和紙の貼り絵のミニ色紙

 
3cmくらいのミニミニお雛様


こちらはスタッフが作った、ちりめんのうさぎ雛
などなど、可愛いお雛様達が皆様をお待ちしています
また、それぞれ詳しくご紹介しますのでお楽しみに


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

70年前のろうけつ染め

2009-01-10 11:04:52 | Legacy of Mariya

現在、マリヤ手芸店で開催中の「本間テイ」作品展、
今日は、ろうけつ染めの作品を紹介します。
本間テイさんは、刺しゅう用の糸やリボンも自分で染めていたくらいですから、
染色工芸に造詣の深かった方なのでしょう。
もともと日本画を勉強されていた方なので、ろうけつ染めも力作ばかりです。
この作品も360×180㎝という大作です

「白雲卿」(1938年作) 第13回(昭和13年)道展出品作品

当時の道展では、工芸作品の出品がまだ少なかったそうで、
絵画に負けない大きな作品を、ということで制作したそうです。
いったい、どれだけの「ろう」と染料を使ったのでしょう


 
70年経った今でも、赤やブルーがきれいに残っています
当時、ドイツで開発された最新の科学染料を使っています。
今は自然がいいということで、草木染がもてはやされていますが、
昔は、科学染料は大変貴重で高価なものだったそうですよ。
年月を経ても色が残るという点では、やはり科学染料はすばらしいものなんですね。
マリヤの社長も、ドイツの染料の会社の人に見せてあげたいくらいだ、と言っていました。
ちなみに現在のマリヤの社長は、本間テイさんから数えて3代目です。
創業80年以上になるマリヤ手芸店に残る、貴重な資料や作品を、
大切に受け継いで、保存しています


 
掛け軸風の、獅子を描いたろうけつ染め作品。
これも色のぼかし具合がきれいですね。




当時、脱ろう(ろうを洗い流す作業)の技術があまりなく、
蝋が残った為に、少しくすんでしまった作品もありますが、
それもまた、経年の風合いを出していい感じです
このような大きなろうけつ染めの作品は、なかなか見る機会がないと思います。
その他にも皮に染色した作品など、すばらしい作品が展示されています。
お近くにいらっしゃったら、ぜひお立ち寄りくださいね


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする