ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県佐久市の佐久荒船高原では、クリンソウが花を咲かせています

2014年06月16日 | 佐久荒船高原便り
 長野県佐久市の東端にある佐久荒船高原では、6月中旬になり、夏至も近づいたころになり、木々の緑が濃くなって、ほとんど夏の様相を呈しています。

 佐久荒船高原の真南にそびえている荒船山(標高1423メートル)の艫岩(ともいわ)に日差しが当たる様子は、もう夏山の感じです。



 午後2時ごろに艫岩に当たる日差しです。

 標高約1200メートルある佐久荒船高原のなだらかな斜面越しに見える荒船山です。



 手前の高原斜面に生えている低木はレンゲツツジです。レンゲツツジの大きな茂みが重なって見えています。6月中旬に入り、レンゲツツジの花はほとんど咲き終わっています。今年は残念ながら、鮮やかなオレンジ色のレンゲツツジの花は楽しめませんでした。

 佐久荒船高原の林の木陰では、サクラソウ科サクラソウ属の多年草のクリンソウ(九輪草)が深紅の花を咲かせています。





 森陰の水場に近い湿り気のある場所で、クリンソウは花を咲かせています。

 笹藪の近くに、クリンソウの群落が見えました。



 ここは大雨が降ると、水が溜まって一時的に池になる場所です。毎年、ケシ粒のような多数の種を付けますが、育つのはごく一部です。

 早朝から野鳥がよく鳴いています。カッコウやホトトギスの鳴き声が時々、聞こえます。

 木々の枝に葉が茂って、木の上部で鳴く野鳥の姿はあまり観察できません。時々、木の幹に留まるゴジュウカラ(五十雀)が姿をみせます。
 
 美しい鳴き声がする辺りを丹念に探すと、キビタキの雄がいました。





 いくらか木陰になっている枝に留まっています。風で葉がそよぐと、枝に少し陽が当たります。

 木々の枝から、たくさんの青虫(チョウやガの幼虫)が糸を垂らして空中に浮かんでいます。野鳥たちはこの青虫を狙っています。