2015年12月2日から5日までの4日間、東京都江東区有明の東京ビックサイトで開催された国際ロボット展2015では、災害対応ヒューマノイドロボット(人型二足歩行ロボット)が展示されました。
経済産業省系の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が推進しているプロジェクトの中で開発が進められている「HRP-2改」「JAXON」「Hydra」と名付けられた3種類の災害対応ヒューマノイドロボットの動作実演が毎日、公開されました。
新エネルギー・産業技術総合開発機構の出展ブース内に、トンネルの模擬災害現場を設けて、その災害現場での救助を想定したタスクに、災害対応ヒューマノイドロボットが挑戦する模様を一般公開しました。災害対応ヒューマノイドロボットが「バルブを回す」「パイプをつかむ」「障害物を押しのける」「障害物をつかんで移動させる」といった実演を披露していました。
産業技術総合研究所などが開発を担当している災害対応ヒューマノイドロボット「HRP-2改」は、両足分の足幅より狭い板の上を、二足歩行で進む実演を見せました。
片足ずつ一歩ずつ、足の着地点を考えながら、巧みに脚を動かして、進みます。
この「HRP-2改」は、経済産業省・新エネルギー・産業技術総合開発機構が1998年度から2002年度まで実施したプロジェクト「人間協調・共存型ロボットシステム研究開発」で開発された「HRP-2」を基に大幅に改良したものです。
脚と腕をいくらか長くし、関節部の軸構成を改良し、電導モーターもパワーアップし、レーザーやカメラによる計測システムなどを加えました。
東京大学大学院工学系研究科の研究グループが「HRP-2」を基に改良した「JAXON」は、高速・高トルクの水冷電導モーターを搭載し、知能が高い能力を搭載し、多様なタスクを果たすことができます。
「JAXON」は四つん這いによる前進動作や「障害物を押しのける」「障害物をつかんで移動させる」などの実演を見せました。
また、「JAXON」は「バルブを回す」の実演も見せました。
なお、「HRP-2改」「JAXON」は安全対策として、クレーンで吊られています。これは万が一、動作が不安定になった時に、周囲にいる見学者への安全性を考えた対応です(実際の利用時には、クレーンで吊ることはしません)。
こうした災害対応ヒューマノイドロボットは、人間が入れない災害現場にまず入り、その後に、人間が入って、協調作業を進めるなどの利用法が想定されています。
展示されている「HRP-2改」と「JAXON」です。これは動きません。
これらの災害対応ヒューマノイドロボット「HRP-2改」「JAXON」「Hydra」はまだプロトタイプで、量産を前提としていないために、1台当たりの価格はまだ見積もれないそうです。
(追記)
今回のトンネルの模擬災害現場は、米国国防省の国防高等研究計画局(DARPA)が実施している災害対応ロボットの国際競技会「DARPA Robotics Challenge(DRC)」の課題現場を模したものだそうです。
経済産業省系の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が推進しているプロジェクトの中で開発が進められている「HRP-2改」「JAXON」「Hydra」と名付けられた3種類の災害対応ヒューマノイドロボットの動作実演が毎日、公開されました。
新エネルギー・産業技術総合開発機構の出展ブース内に、トンネルの模擬災害現場を設けて、その災害現場での救助を想定したタスクに、災害対応ヒューマノイドロボットが挑戦する模様を一般公開しました。災害対応ヒューマノイドロボットが「バルブを回す」「パイプをつかむ」「障害物を押しのける」「障害物をつかんで移動させる」といった実演を披露していました。
産業技術総合研究所などが開発を担当している災害対応ヒューマノイドロボット「HRP-2改」は、両足分の足幅より狭い板の上を、二足歩行で進む実演を見せました。
片足ずつ一歩ずつ、足の着地点を考えながら、巧みに脚を動かして、進みます。
この「HRP-2改」は、経済産業省・新エネルギー・産業技術総合開発機構が1998年度から2002年度まで実施したプロジェクト「人間協調・共存型ロボットシステム研究開発」で開発された「HRP-2」を基に大幅に改良したものです。
脚と腕をいくらか長くし、関節部の軸構成を改良し、電導モーターもパワーアップし、レーザーやカメラによる計測システムなどを加えました。
東京大学大学院工学系研究科の研究グループが「HRP-2」を基に改良した「JAXON」は、高速・高トルクの水冷電導モーターを搭載し、知能が高い能力を搭載し、多様なタスクを果たすことができます。
「JAXON」は四つん這いによる前進動作や「障害物を押しのける」「障害物をつかんで移動させる」などの実演を見せました。
また、「JAXON」は「バルブを回す」の実演も見せました。
なお、「HRP-2改」「JAXON」は安全対策として、クレーンで吊られています。これは万が一、動作が不安定になった時に、周囲にいる見学者への安全性を考えた対応です(実際の利用時には、クレーンで吊ることはしません)。
こうした災害対応ヒューマノイドロボットは、人間が入れない災害現場にまず入り、その後に、人間が入って、協調作業を進めるなどの利用法が想定されています。
展示されている「HRP-2改」と「JAXON」です。これは動きません。
これらの災害対応ヒューマノイドロボット「HRP-2改」「JAXON」「Hydra」はまだプロトタイプで、量産を前提としていないために、1台当たりの価格はまだ見積もれないそうです。
(追記)
今回のトンネルの模擬災害現場は、米国国防省の国防高等研究計画局(DARPA)が実施している災害対応ロボットの国際競技会「DARPA Robotics Challenge(DRC)」の課題現場を模したものだそうです。
開発費がかかっていそうです。
早く製品化してもらいことを祈っています。
いつ身近に登場するのか、本当に登場したら、仲良くできるのかどうか不安です。
ヒューマノイドロボットに馬鹿にされないように、努力したいです。
コメントをお寄せいただき、ありがとうございます。
おっしゃる通りに、今回公開された災害対応ヒューマノイドロボットの量産化のメドはたっていないと思います。
当該企業が事業として乗り出さないと、製品化はできません。今後、どう進化するか、見守りたいです。
その一方で、こうしたロボットはまだ開発途上で、実用化と量産化のメドがついているのか気になります。
おおきな地震などの被災地で、本当に役に立つのかどうかまだ心配です・・
最後の写真から、ヒューマノイドロボット「HRP-2改」は人間に比べて、手が長いことが読み取れます。
「JAXON」の方は、かなり重装備な感じがします。