
この秋は柿が大豊作。
どこの庭先にも、真っ赤な団子を串に刺したかのように、
柿が数珠なりです。

わが家も家族総出で収穫。
子ども達もノコギリやハサミを手に張り切ってお手伝いです。
これまでにない大豊作の柿は採っても採っても採りきれず、
全10本ある柿の半分も収穫できずにいます。
柿は平べったい次郎柿と小粒でまん丸い溝柿の2種あり、
次郎柿は甘柿、溝柿は渋柿です。
渋柿は収穫後、渋抜きにかかります。
他の柿を傷つけないように、へた部分の茎を短く切り、
そこに焼酎をつけ、ビニール袋に入れてあたたかい所に置いておきます。
2,3日ほどで渋が抜け、美味しい抜き柿の完成です。

写真は渋抜き作業中のおチビさん2人(長女+次男)。
職人か? と思うほどの素早い動きで焼酎つけをしていきます。
山盛りの柿も、瞬く間に渋抜き終了。
チビ職人、大活躍です。

一方、ばあばはせっせと皮を剥いて、干し柿作り。
アクで手を真っ黒にしながら、根気よく皮を剥いた柿を紐で結わいていきます。
甘さが凝縮された干し柿は絶品。
わが家の冬のおやつの定番で、ケーキの材料としても重宝します。

この時期、どこの家の軒下にも柿が干してあるもので、
そんなのどかな風景が好きです。
隣のおばあも「昨日の夜、夜なべしたっけよ」と…。
山の秋。
静かに冬に向かっています。
母ちゃん
まるとうわさびH.Pへ