雪のちらつく寒い日に、友人が逝ってしまった。
中高短大ずっと一緒で、いつもじゃれあっていた私たち。
”親友”では言葉が足りなくて、姉妹のように過ごした日々。
約一年半の闘病生活。辛いはずなのに彼女もご家族もいつも笑顔で…。
年明けに緊急入院して、駆けつけた病室でも相変わらず響く笑い声。
「みんな優しくて、私しあわせ…」と微笑んでいた。
痛くて、息苦しくて、心細くてたまらないはずなのに…。
「また会いに来るよ!」「うん、会いに来てね!」と抱き合って別れたその数日後、突然、逝ってしまった…。
頭は真っ白、胸にはぽっかり穴が開き、ぬぐってもぬぐっても涙が溢れる。
次々に浮かぶ彼女との思い出と、一緒に歩いて行きたかった…という思い。
そしてどん底でたまらず、映画『湯を沸かすような熱い愛』を観た。
様々な人や物に愛は注がれ、私は彼女のことを忘れる事はないし、ずっとこれからも私の中で生き続ける。死は無ではない、とやっと思えた。
離れていてもいつも近くに感じていた彼女の存在。それは今も変わらない。
「ありがとう、ありがとう」。
やっぱり言葉では足りないけれど、私の言葉、私の思いが届いていることを信じています。
母ちゃん
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