中川昭一さんのお通夜が執り行われたとのニュースを見た。自分はなんていい加減な人間だろうと自戒する。彼の死について伝えられる情報を総合すると、事件性はなく自殺の可能性も少ないようだ。循環器系の疾患があったらしい。いろんな薬(アルコールを含めて)が複合して心不全を起こしたのだろう。没落した旧勢力の一員だった訳だが、政治的なことは抜きに、人間として考えてみると他人事とは思えず同情する。昨日YOU TUBE の映像であの酩酊会見後、名誉回復のための奥さんの行脚、選挙の際の立候補者夫人としての活躍、家庭での「妻」ぶりを見ていると、「いよっ、日本一!!」発言の意味がよくわかった。報道は事実関係の一面しか見せない。都合のいいようにカットしたり、繋いだり所謂「編集」という操作がなされる。その結果、社会意識の形成に大きな影響を与えてていく。以前、ニュースを見ていて、夫人の発言がたまたま音声に収録されて偶然に報道されたのを見たように思っていたけど実はそうではなく、十分チェック済みで計算されつくした映像を流したのだ。夫人はそうでもしなければ(励ますこと)主人の精神はもたないと思っていたのだろう。外側に表現される「強さ」の裏にある「弱さ」は他人には見えない。中川氏は決して打たれ強くないストレスに弱い実に普通の人間だったのだ。弱いならば弱いままの人間として、時にそんな素顔も見せながら生きていって欲しかった。自殺ではないとしても、死因を総じて考えるとか心は繊細でか細いなという印象を受ける。あの奥さんだから、そんな内面は弱い夫でも「財務大臣」という要職を勤めることができたんだろう。しかし、寝室別居は失敗だったと思う。私が狭心症発作を起こしたのが56歳。中川氏の年だと思う。これくらいの年齢、体(特に消化器系、循環器系)が相当がたが来ているので注意しなければならないし、配偶者は気遣いをしなければならない。発作は朝方が起こり易いというから、特に注意を要する。
昨日特番の「アンビリ-バブル」を見た。その中で、アメリカの古いクイズ番組の「やらせ」を放送したが、「自分たちも自戒を込めて報道した」とコメントがあった。勇気ある放送とも思うけど、何故そんなわざとらしいコメントが必要だったのか?!!それはマスコミに「やらせ」が蔓延しているからなのだ。自分が経験したマスコミのひどいやらせの事件があるのでいつか詳しいことを書いておこうと思う。あれは笑ってこらえられないことだった。
写真はゴマ干しの様子。