また雨だ。昨日も一日中降り続いた。
朝は幾分小雨状態だったので、気になっていたゴマの間引きと土寄せを小糠雨に濡れながら作業した。
妻も手伝ってくれたので早く終わることが出来たけど、作業は断然妻のほうが巧みで早かった。
明日からまた豪雨が予想されているので、トウモロコシ、枝豆、キュウリ、ウリ、トマトなどの茎の根っこに刈った芝を撒き、雨の跳ね返りを防ぐ予防対策を施した。手を掛けなければ作物は育たない
さて、夜が明けると土砂降りの雨になっている。よく降るものだ。この1年、阿蘇に来て田舎暮らしを始めてから急に昔通りの気候に戻ったように感じる。
冬には大雪で閉じ込められるし、春はいい天気が続いてあちこちを歩き回って存分に阿蘇の自然を満喫。
6月には入ると、長雨が始まった。
その雨が半端ではない。すでに15日未明から積算雨量5,600mmになっているようだ。
心配なのは外輪山の斜面なので土砂崩れ。段々状の土地は一区画毎に段差にのり面がある。これが石垣を組んであるところとないところがあって、私の家では上の隣家とののり面は簡単な石垣。畑との段は自然のまま。現在大雨洪水警報が出ているし、さらに土砂災害警戒注意報が発令中。水はけはいい方だと思うけど、それにも限度がある。1時間70mmが予想されるような雨ではしゃれにならない。先ほど、のり面を長いブルーシートで覆った。もちろん一部だが、確かにのり面が脆い状態になっている。
花の色はうつりにけりな いたずらに
わがみよにふる ながめ せしまに(紫式部)
この感慨は今だからこそしみじみと感じる。あっという間に齢61、長かったようでもあり「あっという間」だったようにも感じる。この長雨を部屋の窓から眺めている間に私はさらに老い込むのだろうか。
最近からだの衰えを痛切に思う。
左ひじが寝ていて疼く。肘を少し曲げた状態でいると楽なのだがまっすぐ伸ばしていると強い痛みがある。近所の人も同じような症状を訴えているのできっと老化現象なのだろう。ヒアルロンサン、コラーゲンの不足なのかな・・・?
自家製の野菜をたくさん食べるので(?)、白髪もそう増えていないし、髪の毛は逆に増えたように感じているが、その他の点ではきっちりとエイジングしている。
アンチエイジングという言葉が大流行だが、整形したり、ヒアルロンサンを注射で注入したり、選り取り見取りの健康食品を試したり、集団で列を成してウォーキングしたり(自分のこと!)・・・人間の老いへの抵抗は続く。
今寂聴の「秘花」という世阿弥の晩年を記した小説を読んでいるが、この中にこんな表現があった。
一生はただ夢のごとし、たれか百年の齢を期せん、
万事は皆空し、いづれか常住の思ひをなさん、
命は水上の泡、風に従ってへめぐるがごとし、
魂は籠中の鳥の、開くを待ちて去るに同じ、
消ゆるものはふたたび見えず、
去るもの重ねて来らず
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朝は幾分小雨状態だったので、気になっていたゴマの間引きと土寄せを小糠雨に濡れながら作業した。
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妻も手伝ってくれたので早く終わることが出来たけど、作業は断然妻のほうが巧みで早かった。
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明日からまた豪雨が予想されているので、トウモロコシ、枝豆、キュウリ、ウリ、トマトなどの茎の根っこに刈った芝を撒き、雨の跳ね返りを防ぐ予防対策を施した。手を掛けなければ作物は育たない
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さて、夜が明けると土砂降りの雨になっている。よく降るものだ。この1年、阿蘇に来て田舎暮らしを始めてから急に昔通りの気候に戻ったように感じる。
冬には大雪で閉じ込められるし、春はいい天気が続いてあちこちを歩き回って存分に阿蘇の自然を満喫。
6月には入ると、長雨が始まった。
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心配なのは外輪山の斜面なので土砂崩れ。段々状の土地は一区画毎に段差にのり面がある。これが石垣を組んであるところとないところがあって、私の家では上の隣家とののり面は簡単な石垣。畑との段は自然のまま。現在大雨洪水警報が出ているし、さらに土砂災害警戒注意報が発令中。水はけはいい方だと思うけど、それにも限度がある。1時間70mmが予想されるような雨ではしゃれにならない。先ほど、のり面を長いブルーシートで覆った。もちろん一部だが、確かにのり面が脆い状態になっている。
花の色はうつりにけりな いたずらに
わがみよにふる ながめ せしまに(紫式部)
この感慨は今だからこそしみじみと感じる。あっという間に齢61、長かったようでもあり「あっという間」だったようにも感じる。この長雨を部屋の窓から眺めている間に私はさらに老い込むのだろうか。
最近からだの衰えを痛切に思う。
左ひじが寝ていて疼く。肘を少し曲げた状態でいると楽なのだがまっすぐ伸ばしていると強い痛みがある。近所の人も同じような症状を訴えているのできっと老化現象なのだろう。ヒアルロンサン、コラーゲンの不足なのかな・・・?
自家製の野菜をたくさん食べるので(?)、白髪もそう増えていないし、髪の毛は逆に増えたように感じているが、その他の点ではきっちりとエイジングしている。
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アンチエイジングという言葉が大流行だが、整形したり、ヒアルロンサンを注射で注入したり、選り取り見取りの健康食品を試したり、集団で列を成してウォーキングしたり(自分のこと!)・・・人間の老いへの抵抗は続く。
今寂聴の「秘花」という世阿弥の晩年を記した小説を読んでいるが、この中にこんな表現があった。
一生はただ夢のごとし、たれか百年の齢を期せん、
万事は皆空し、いづれか常住の思ひをなさん、
命は水上の泡、風に従ってへめぐるがごとし、
魂は籠中の鳥の、開くを待ちて去るに同じ、
消ゆるものはふたたび見えず、
去るもの重ねて来らず