おやままさおの部屋

阿蘇の大自然の中でゆっくりのんびりセカンドライフ

病院三昧

2010年06月18日 07時35分56秒 | 日記
今朝はすっぽり霧に包まれて、まさに鬱陶しい梅雨の天気。霧状の細雨が降ったり止んだり。
雨が降っては畑にも出られない。晴耕とはいかないので「雨読」の一日にしようか。定刻の5時半に眼が覚めて、日本文学全集に収められている2冊の夏目漱石の小説集の中から「我輩は猫である」を寝床で読んで、起きだした。

昨日は、眼病の定期検査。7時ちょっと過ぎに家を出て、大学病院へ玄関を入るとすぐ番号の附いたファイルを取る。そして沈思黙考30分。アナウンスがあって、30人ずつ並んで順次、診察カードを自動受け付け機に入れる。今朝は51番。いつもより早い!コンピューターに「私○○が診察に来ましたよーっ」と挨拶するようなものだ。その所作が終わるとエレベーターを使わずに急ぎ足で2階眼科へ向かう。
しめしめまだ客違った患者は2人だけ。今日は早いぞと内心で快哉を叫ぶ。

それから間もなく、呼び出しがあり、眼圧と視力の検査。
眼圧を計ってくれる検査技師にも個性がある。いつもの鹿児島弁の訛りがある若い女性ではなく、メガネを掛けた、男性にはあまり興味なさそうな「くそまじめ」型の女が検査。これが面白いことを言う。眼圧を計るのに、顕微鏡みたいなものに目を付けて覗けと言う。その時「大きな目で見てください」という。前の患者にそういっていたので、私にも言うかと思ったら、やはり言った。もともと目が二重でぱっちりがtチャームポイントと言われてきた。もちろん自分の心の声だがー。
では、渥美清、天童よしみ、大食いのギャル曽根みたいな山椒は小粒型の人はどうするのだろうか?
「大きな目で」ではなく「目を大きく見開いて」でしょうと突っ込みたくなったが止めた。
大きな目で要請に応えた。眼圧10と11。2週間前17と18あったので、いい調子だ!

別室に移って、視力の検査。相性のいい背の高い優しい男性技師がしてくれる。例の懐かしい故郷の訛りを聞かせてくれる女史は冷たくて、好まぬ。検査用のメガネをかける際、他の皆は優しく掛けてくれるのに、この女、はいどうぞーと渡すだけ。「勝手に自分で掛けなさい」か冷血無比な女、お嫁に行けぬぞ
視力はやはり白内障の手術をした左が矯正で1.5、右は1.2という結果。

これからが長い。
瞳孔を開く散瞳剤を点眼しているので、文字が見えなくなる。診察は9時からというが、先生方は病棟で入院患者を診察してから降りてくるので実際に始まるのはまだ遅い。
この内情は先日入院したのでわかるのだが、知らんで待たされる者には堪らない。なかなか呼ばれない。そうこうしている内に眠くなった。昨日晩酌のビールの後の2杯の焼酎が(前日休肝日にしていたので)濃かった。まだ抜けきれていない。間もなく沈没。眼が覚めるともう10時前、もう1時間経っている。アナウンスが眠りこけていたので頭上を通り過ぎたのか。受付で聞くと、「聞いてきます」と診察室に消えた。すぐ戻ってきて、「今の患者の後になっています」という。いつも少し起こった顔で「まだですか」と聞くとこう応える。うるさい患者との問答集でもあるんだろうか・・・

診察は5分。眼底をくまなく捜索してくれたが、明るい声で「炎症(ぶどう膜炎)も落ち着いていますし、手術後の経過も良好。視力も戻っていますし、次回は1ヶ月後でいいですよ」これで1時間掛けて山を下っての病院行、ディエンド。目薬もたっぷり備蓄があるので、代金を払ってすぐ大学病院を後にする。

次は、歯科医院。
左下の奥歯の歯茎がまた腫れているようだ。そう申告して治療。予約制なのでお待たせなし。ここがいい。
「わーっ」腫れてますね。こりゃメスを入れるしかないですよ。いいですか?ときかれるから、「いいです、お願いします」というしかないではないかー。
痺れ薬を塗りつけて、麻酔注射を何回も打ち、訳がわからなくなって、いざ手術。先生、ずいぶん力を入れている。「膿」を根こそぎこさぎだしているのだろう。「先生、私の心身の奥底に眠ってい居る『膿』を1ccも残さずにテッケツして下さい」とは内心の声。

うがいどうぞというから、コップの水で口を漱いで吐き出そうとしたら、麻酔で口が痺れていて言うことを聞かず口の端から水があらぬ方向へピューっと飛んでいった。

来週、抜歯しますという約束をして、病院を出る。
街へ下る時はこういう風に実は「病院通い」なのだ。色気がないではないかー


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