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雨が降っては畑にも出られない。晴耕とはいかないので「雨読」の一日にしようか。定刻の5時半に眼が覚めて、日本文学全集に収められている2冊の夏目漱石の小説集の中から「我輩は猫である」を寝床で読んで
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昨日は、眼病の定期検査。7時ちょっと過ぎに家を出て、大学病院へ
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しめしめまだ客違った患者は2人だけ。今日は早いぞと内心で快哉を叫ぶ。
それから間もなく、呼び出しがあり、眼圧と視力の検査。
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眼圧を計ってくれる検査技師にも個性がある。いつもの鹿児島弁の訛りがある若い女性ではなく、メガネ
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では、渥美清、天童よしみ、大食いのギャル曽根みたいな山椒は小粒型の人はどうするのだろうか?
「大きな目で」ではなく「目を大きく見開いて」でしょうと突っ込みたくなったが止めた。
大きな目で要請に応えた。眼圧10と11。2週間前17と18あったので、いい調子だ!
別室に移って、視力の検査。相性のいい背の高い優しい男性技師がしてくれる。例の懐かしい故郷の訛りを聞かせてくれる女史は冷たくて、好まぬ。検査用のメガネをかける際、他の皆は優しく掛けてくれるのに、この女、はいどうぞーと渡すだけ。「勝手に自分で掛けなさい」か冷血無比な女、お嫁に行けぬぞ
視力はやはり白内障の手術をした左が矯正で1.5、右は1.2という結果。
これからが長い。
瞳孔を開く散瞳剤を点眼しているので、文字が見えなくなる。診察は9時からというが、先生方は病棟で入院患者を診察してから降りてくるので実際に始まるのはまだ遅い。
この内情は先日入院したのでわかるのだが、知らんで待たされる者には堪らない。
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診察は5分。眼底をくまなく捜索してくれたが、明るい声で「炎症(ぶどう膜炎)も落ち着いていますし、手術後の経過も良好。視力も戻っていますし、次回は1ヶ月後でいいですよ」これで1時間掛けて山を下っての病院行、ディエンド。目薬もたっぷり備蓄があるので、代金を払ってすぐ大学病院を後にする。
次は、歯科医院。
左下の奥歯の歯茎がまた腫れているようだ。そう申告して治療。予約制なのでお待たせなし。ここがいい。
「わーっ」腫れてますね。こりゃメスを入れるしかないですよ。いいですか?ときかれるから、「いいです、お願いします」というしかないではないかー。
痺れ薬を塗りつけて、麻酔注射を何回も打ち、訳がわからなくなって、いざ手術。先生、ずいぶん力を入れている。「膿」を根こそぎこさぎだしているのだろう。「先生、私の心身の奥底に眠ってい居る『膿』を1ccも残さずにテッケツして下さい」とは内心の声。
うがいどうぞというから、コップの水で口を漱いで吐き出そうとしたら、麻酔で口が痺れていて言うことを聞かず口の端から水があらぬ方向へピューっと飛んでいった。
来週、抜歯しますという約束をして、病院を出る。
街へ下る時はこういう風に実は「病院通い」なのだ。色気がないではないかー
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