トイレットペーパーが無くなると言うデマが流され、トイレットペーパーを買い求める客が殺到し、スーパーなどの小売店の棚からトイレットペーパーが消えてしまったという。
おそらくほとんどの人たちはそれがデマであることを知っている。デマを信じた人はほとんどいなかったはずだ。しかしトイレットペーパーが無くなってしまえばいずれにしても困る。だから買っておかなければと思ってしまった。みんながそう思ってしまえばその行動を止めるわけにはいかない。集団心理の恐ろしさを実感するできごとである。
つい最近、マスクを買い求める中国人を紹介し、日本人はそれを見て笑いながら非難していた。しかし今回のトイレットペーパー騒動をみていると日本人だって同じだということがわかる。
いま世の中はすさんだ空気が蔓延している。私自身も最近は毎日得体のしれない怒りの中にいる。
この背景には日本のリーダーが信用できないということがある。嘘ばかり言い、嘘がばれそうになるとごまかそうとする安倍政権がすさんだ空気を作った。新型コロナウィルスの対応も場当たり的でパニックを誘発している。
安倍総理、もっと大人になってください。