ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

下久保ダム放流設備点検イベント

2016-06-29 18:02:16 | ダム見学会
2016年6月26日 下久保ダム放流設備点検イベント
 
6月26日に実施された群馬と埼玉県境にある下久保ダムの放流設備点検イベントに参加してきました。
クレスト、オリフィスともにゲートを全開させますが、残念ながら今年の関東は水不足、下久保ダムも貯水率41%とということで放流を見ることはできませんでした。
その代わりといってはなんですが、『B1完全縦走トレッキング』を楽しんできました。
下久保ダムといえば通称『カド』といわれるほど、その直角に曲がった堤体はおなじみですが、今回はこのカドを含む堤体地下一階監査廊が開放され右岸から左岸まで歩くことができました。
 
9時30分からのトレッキングスタート前に、展望台から『カド』を1枚
 
スタート地点
 
この角度から堤体を見るのも初めて
 
階段を下ったり登ったり~
 
錆びかと思ったらカビ
高松塚みたい
 
『カド』に到着
 
分画部・・・『カド』の内部です。
 
長い下りの階段・・・ゲートの下をくぐります。
 
気温は14度・・・涼しい!!
 
今度は長い登り。
 
 
渋滞中・・・鉛直を登るのに安全装置をつけます。
 
鉛直を登ります。
 
最後の長い登り。
 
左岸に到着。ここまで約30分。
 
今度はエレベーターでB4まで下ります。
 
イベント会場
放流がないので去年の半分程度の人出だそうです。
 
クレストゲートが全開しました。
 
普段は見れない減勢工です。
 
今度はオリフィスが開きます。
と、ほんの10秒ほど溜まっていた雨水が流れでました。
 
正午前にゲートが全開。
放流はないけど、これはこれで貴重な眺めです。
 
エレベーターで天端に戻り、展望台から全開のゲートを眺めて終了です。
 
イベントは14時30分までですが、高速が渋滞する前にダムをあとにしました。
水位が低いため放流がなく人出は去年の半分程度だったそうですが、全開で向こう側が見えるゲートの眺めはそれはそれで良かったんじゃないかな?
何よりもB1縦断トレッキングは初めてのイベントでカドを内部から見れただけでも出かけた価値がありました。