ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

山瀬ダム

2016-09-01 11:04:32 | 秋田県
2016年8月28日 山瀬ダム
 
山瀬ダムは秋田県大館市北部の米代川右支流岩瀬川にある秋田県営の多目的ロックフィルダムです。
米代川の主要支流のひとつである岩瀬川の洪水調節のほか、既得用水の補給及び安定した河川流量の維持、田代町(現大館市)・能代市への上水道の供給、東北電力能代火力発電所への工業用水の供給を目的として1991年(平成3年)に竣工しました。
秋田県営としては初のロックフィルダムです。
また秋田県企業局山瀬発電所で最大2100キロワットの発電を行っています。
 
大館市田代から県道68号を北上、田茂の木で山瀬ダムの標識に従って市道を左折すると山瀬ダムが見えてきます。
ダムの直下に橋が架かり下流から正対できます。
 
洪水吐には放流による鱗紋が見えます。
 
左岸から。
 
ダム湖(五色湖)
ダムの奥は白神山地が広がります。
 
白い建物は秋田県企業局の山瀬発電所。
 
洪水吐と取水設備。
 
常用・非常用一体型の洪水吐。
赤いゲートと白いゲートビアが青い空に映えます。
 
洪水吐をズームアップ
 
洪水吐導流部。
 
天端は歩行者のみ立ち入り可能。
 
追記
山瀬ダムには洪水調節容量が設定されていますが、治水協定により豪雨災害が予想される場合には事前放流によりさらなる洪水調節容量が確保されることになりました。
 
0392 山瀬ダム(0522)
秋田県大館市岩瀬
米代川水系岩瀬川
FNWIP
62メートル
380メートル
12900千㎥/10900千㎥
秋田県建設部
1991年
◎治水協定が締結されたダム


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