2017年11月24日 諭鶴羽ダム
諭鶴羽ダムは兵庫県南あわじ市神代浦壁の三原川水系諭鶴羽川上流部にある兵庫県県土整備が管理する治水目的の重力式コンクリートダムです。
1965年(昭和40年)の台風23号、24号による洪水被害を契機に兵庫県は三原川本流上流部の諭鶴羽川への治水ダム建設を採択、諭鶴羽ダムは建設省(現国交省)の補助を受けた補助治水ダムとして1975年(昭和50年)に竣工しました。
諭鶴羽ダムは三原川の洪水調節、安定した河川流量を維持するとともに慣行水利権としての灌漑用水の補給を目的としています。
南あわじ市の国道28号線円行寺交差点から県道535号線を南下すると諭鶴羽ダムに到着します。
右岸から
非常用洪水吐として自由越流式クレストゲートを1門、常用洪水吐として自然調節式オリフィスゲートを1門装備、訪問時はオリフィスゲートから越流していました。
また写真では分かりませんが堤体下部に低水位および利水放流設備があります。
右岸ダムサイトの壁画
落書きが多いのはお行儀が悪い関西ならでは?
黒御影石の竣工記念碑。
兵庫県営ダムおなじみのタイムカプセル。
導流部と減勢工。
ダム直下には南あわじ市営のサイクリングターミナル「ゆずりは荘」があります。
ダムを見ながら宿泊できるダム愛好家には嬉しい施設。
ダム湖のゆずりは湖
総貯水容量は130万立米。
天端は車両通行可能。
左岸から下流面
対岸は管理事務所。
上流面
2004年(平成16年)の改修でゲートが撤去され自然調節式となりました。
改修で新たに設置された越流部だけコンクリートが白くなっています。
1500 諭鶴羽ダム(1185)
兵庫県南あわじ市神代浦壁
三原川水系諭鶴羽川
FN
G
43.9メートル
173メートル
1300千㎥/1200千㎥
兵庫県土木部
1999年
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