2016年4月10日 深田調整池
郡山周辺の安積平野では猪苗代湖から取水した安積疎水により灌漑用水の供給を受けていましたが、灌漑面積の増大により疎水末端部では田植え時期の水不足が慢性化していました。
これに対処するため安積疎水を管理する東北農政局が建設したアースダムが深田調整池で、地元では深田ダムと呼ばれています。
深田調整池最大の特徴は洪水吐が全国でも珍しいダム穴式になっていることです。
郡山市街から県道6号を西に向かい、交差する県道29号を南に入れれば右手に深田調整池の堤体が見えてきます。
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堤体は綺麗に刈りこまれています。
ちょうど桜が見ごろですがソメイヨシノじゃなく福島らしく枝垂れ桜。
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碑の銘は深田ダム。
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ダム本体は立入禁止。
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上流面はロックフィルです。
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手前が洪水吐、奥が取水塔。
洪水吐は塗装しなおしたばかりで朝日を受けて赤がひときわ鮮やか。
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ズームアップ
水位が低いので洪水吐の全容が見れます。
越流を見てみたい気もするがこれはこれで面白い絵柄です。
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洪水吐、取水塔ともに赤い着色、ダム湖の地肌も赤土で、差し込んできた朝日を受けて赤がひときわ目立ちます。
ダムの景色というよりは油田や異星に着陸した宇宙船といった眺めでした。
3324 深田調整池(0305)
福島県郡山市三穂田町山口
阿武隈川水系多田野川
A
E
55.5メートル
340メートル
8690千㎥/8040千㎥
安積疎水土地改良区
1982年
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