ダムの訪問記

全国のダムと溜池の訪問記です。
主としてダムや溜池の由来や建設の経緯、目的について記述しています。

相沢川取水ダム

2018-12-07 13:00:00 | 群馬県
2015年12月09日 相沢川取水ダム
2018年11月25日
 
相沢川取水ダムは群馬県甘楽郡下仁田町の利根川水系鏑川右支流相沢川にある群馬県が管理する多目的重力式コンクリートダムです。
群馬県は県西部の甘楽富岡地区を横断する利根川水系鏑川の治水・利水対策の一環として、同水系への多目的ダム建設を企図しますが、鏑川本流にダム建設適地がなかったため鏑川右支流の道平川にダム建設を決定しました。しかし、同ダムだけでは鏑川本流の洪水対策としては不十分であり、また道平川単独での集水能力ではダム湖の貯留を賄えないため、同時に鏑川源流部の三カ所に洪水調節能力を持つ取水ダムを建設し、導水トンネルで道平川ダムへ送水し貯留することとしました。
市野萱川取水ダムは3箇所の取水ダムの一つで、鏑川の支流である相沢川に道平川ダムと同じく1992年(平成4年)に建設されました。
 
下仁田町中心部から国道254号線を西進、道平川ダムへの標識をやり過ごし次の二股を左に採り旧道を進み、相沢川沿いに進むと相沢川取水ダムに到着します。
写真の緑マルが相沢川取水ダムです。
 
右岸から
(2018年11月25日)
 
右岸より下流から
向かって右手(左岸か)から自由越流式洪水吐が2門、常用洪水吐、
左手(右岸)は道平川ダムへの導水路向け水路
(2018年11月25日)。
 
道平川ダムへの導水路向け水路
(2018年11月25日)。 
 
屋敷川取水ダムの銘板
(2018年11月25日)。
 
左岸から
左岸に非常用洪水吐が2門、その先に常用洪水吐が並びます。
屋敷川取水ダム市野萱川取水ダムとは構造が異なります。
(2018年11月25日)
 
天端から
右手は道平川への導水路向け水路
左手は非常用及び常用洪水吐からの導流路
(2018年11月25日)。
 
道平川への導水路向け水路(2018年11月25日)。
 
非常用及び常用洪水吐からからの導流路
河川維持放流もこの流路が使われています。(2018年11月25日)
 
ダムの上流
ダム湖はなく水量の少ないこの時期は堆砂した砂の下で伏流になっています。
(2018年11月25日)。
 
上流から
向かって右手から道平川への導水路向け取水ゲート、常用洪水吐、自由越流式非常用洪水吐2門と言う並び。
(2018年11月25日)。
 
3222 相沢川取水ダム(0104)
群馬県甘楽郡下仁田町南野牧
利根川水系相沢川
FNW
16.5メートル
64.5メートル
群馬県県土整備部
1992年


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