2016年8月27日 大松川ダム
大松川ダムは秋田県横手市大松川の一級河川雄物川水系横手川右支流松川にある秋田県建設部が管理する多目的重力式コンクリートダムです。
建設省(現国交省)の補助を受けて建設された補助多目的ダムで、横手川の洪水調節、安定した河川流量の維持と既得取水権への補給、新規灌漑用水の供給、横手市への上水道用水の供給、秋田県公営企業大松川発電所(最大出力1000キロワット)でのダム式水力発電を目的として1998年(平成10年)に竣工しました。
国道107号線から県道273号を北上すると大松川ダムに到着します。
クレスト自由越流頂11門、自然調節式オリフィス3門を装備。

上流面
手前に選択取水設備
左手に常用洪水吐のオリフィスが3門、うち洪水期用1門、非洪水期用2門でそれぞれ予備ゲートを備えています。

天端親柱にはユキツバキの装飾。

天端は歩行者のみ開放。
手前は取水設備操作室、右手はエレベーター棟。

減勢工と秋田県公営企業大松川発電所。
発電所は利水従属発電で最大出力1000キロワット。

総貯水容量1215万立米のダム湖(みたけ湖)
左手に艇庫とインクラインがあります。

左岸から下流面。
左右非対称で屋根が淡い紫色で統一された建屋群がアクセント。

左岸から上流面。

追記
大松川ダムには洪水調節容量が設定されていますが、治水協定により豪雨災害が予想される場合に事前放流によりさらなる洪水調節容量が確保されることになりました。
0391 大松川ダム(0505)
秋田県横手市山内大松川
雄物川水系松川
FNAWP
G
65メートル
296メートル
12150千㎥/11000千㎥
秋田県建設部
1998年
◎治水協定が締結されたダム