小島教育研究所

教育関連ブログです。数学を筆頭に学問全般に渡る有用な情報を提供致します。
東海生、名高生、半高生に最も読まれています。

2学期が始まりました。早速の実力試験はどうでしたか?これからが本番。勝ちぬけるための条件は?

2013-09-03 | 学習一般

 とにかく、コツコツと真面目に取り組むこと。愚直なまでの誠実さで勉学にはげむことです。自ずと道が開けてきます。どんなに、才能豊かな人であろうと、その才能を磨く努力がなければ、才能は開花しません。人知れず1000本ノックを受ける勇気と努力のできる人が、最後にことをなすのです。その気になって、努力を惜しまず、最善の対策を常にとるようにしよう。貴方の未来はきっと明るいものとなるでしょう。

 


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日頃と異なった授業形態。視聴覚室を利用した授業実践。数研出版のプレゼンテーションシステムは優れもの。

2013-08-26 | 学習一般

 夏休み中、2クラス合同授業を視聴覚室で行うことになった。AV設備が整っているので、久々にPCを使った授業をしてみた。studyaid.dbのプレゼンテーションシステムで、なかなか生徒からの評判が良い。準備がそれなりに大変ですが、教科書、チャート、問題集を縦横無尽に利用できるところが有難い。オーサリングシステムとしてみると、まだまだ改善の余地がある。(もう4半世紀前に自身で開発したものが使い勝手が良いものだったか、それと比較すると・・・)

2学期もAV教室を使おうと思います。

 


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今日の記事はとても遅い時間帯に書いています。数学上達のコツは・・・。(何だろう?)

2013-07-11 | 学習一般

 数学の学習で大切なことは、

 1.数学的内容をよく理解すること。

 2.理解できたら、問題に当たってみて、基本事項を確認する。

 3.練習を重ねて、初めて理解が深まります。

 4.試験の答案作成は、日頃から人に分かりやすい説明を心がける人にとっては、いたって易しいことです。

『答案とは、究極の説明、プレゼンテーションと考えてください。』 (Byマリオ先生)

 


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オープン・コース・ウェア(OCW)が教育の新たな地平を拓く。多様な学びを実現するOCWの今後について。

2013-06-26 | 学習一般

 みなさんは、OCWってご存知ですか。日本も含めて、世界の主要大学、大学院などの講義をインターネットで視聴できるようになりました。(ここ10年くらいでしょうか。)海外では、何といってもMITが全学部、学科の主要科目を網羅しています。科目によっては、ビデオ教材、印刷教材(講義ノート、演習問題、課題問題、試験問題、その他の解説プリント)まで用意されています。私は主として数理科学関係を視聴しています。勿論講義は全て英語ですが、何せ数学は数式がものをいい、板書の内容がとても分かりやすい。一方、日本でも、東大、京大、名大などが授業を公開しています。中でも慶應義塾大学のOCWは質的にもきわめて高く、良心的な講義が多い。(多少の身びいきはお許しください。)そうした中で必見なのが、各大学の定年退官される諸先生方の最終講義です。長年の研究生活で得られた優れた知見を知ることができます。また京都大学の山中教授による高校生向けの講演会なども聞き応えがあります。東京大学大学院数理科学科のビデオライブラリーでは、海外の著名数学者の講義が視聴できます。

学びの過程が飛躍的に、広くかつ深くなりました。是非皆さんも、一度OCWを視聴してみてください。特に高校生諸君の進路決定にとても役立つと思います。

 


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MITといえば、OPEN COURSE WARE が有名です。MITの学部、院の授業をどうぞお楽しみください。

2013-04-22 | 学習一般
MITのホームページには、オープン・コースウェア視聴のコーナーがあります。
学部用と大学院用に様々なコースが用意されています。ビデオ視聴可能なコース。レクチャーノートが閲覧できるコースと様々あります。これがあらゆる学部学科で用意されています。
興味のある分野は自分ですすんで学習できます。いい時代になったものです。
 数学のコースウェアを確認したければ、例えばGoogle で「mathmatics mit」と検索すればokです。
マサチューセッツ・工科大学に限らず、最近の大学では一部の授業を公開しています。例えば、名古屋大学では「名大の授業」で閲覧できます。授業ではありませんが、東京大学大学院数理科学研究科のホームページではビデオアーカイブズとして、国内外の著名な数学者の講演が閲覧できます。(ここ10年の講演がご覧いただけます。)
本当にやる気があれば、大学など行かずとも、学問は出来る環境になりつつあります。しかし、大切なのは、同好の士を見つけることです。独学ではなく、何事も正しい基本を仲間とともに学ぶことが大切です。

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数学Ⅲの学習について。

2013-04-17 | 学習一般
 数Ⅲの学習の補助には、東京出版の「微積分/基礎の極意」がお薦めです。
B5版、128ページに微積分のエッセンスがこめられています。教科書より一歩進んだ見地から微積分を見ています。君の成功を祈っています。


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文部科学広報No.157(平成24年12月号)特集2数学イノベーションの推進 ~拡がっていく数学~

2013-01-17 | 学習一般
北野武氏(タレント)、森重文氏(京都大学数理解析研究所長)、西成活裕氏(東京大学先端科学技術センター教授)3人による対談が載っています。文科省もしくは日本数学会のホームページにアップされていますので、詳細をお知りになりたい方は、PDFファイルをダウンロードしてください。その他、国際数学オリンピック受賞者の2人、東京大学数学科4年の関君、筑波大学附属駒場高校1年の野村君への突撃インタビュー記事も載っています。なお野村君は中学3年時に日本数学コンクールに参加し、ジュニア部門で大賞受賞しています。(マリオ先生は、そのコンクールの出題者です!?)


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最高の学習法それは・・・・

2013-01-16 | 学習一般
最高の学習法、それは「学んだことを他人に教えることです。」
他人に教えるには、その教える内容を正確に理解していなければなりません。
この正確な理解が、学習の質を高めてくれるのです。
また、別の方法として、問題を作ってみることです。出題者の立場に立つと、何が重要であるかが自ずと見えてきます。出題意図が大切なことが分かってきます。
こうなればしめたもの。面白いように、正解の山が築けます。

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歌舞伎(豆知識)。古文との関係。「かぶき」の語源について。

2012-12-07 | 学習一般
「歌舞伎」の語源について。
「かぶき」は「かぶく」=「傾く」から来ている。
「かぶく」とは趣味、趣向に偏りがあることをいう。
服装その他、行動様式にどこか奇異なところがあるものを、「かぶき者」といった。
江戸時代の、出雲阿国(いずものおくに)が有名であるが、聴衆の中には、いわゆる「グルーピー、追っかけ」が多く、江戸幕府も度々禁止令をだすなど取締りを強化した。そのため、女人禁制(女優ではなく)とされると、女形を案出し、禁止をかいくぐるなど、窮余の策もとられたという。
「うつけもの」として知られた織田信長に仕えた前田犬千代(後の利家)も若い頃は「かぶき者」として相当有名であった。
若者が、歌舞音曲にうつつを抜かすと、家業が「傾く」といって、「かぶき」を嫌う大人は多かった。

 なお絶世の美人を「傾国」というのも、同じ文脈で、「美人にうつつを抜かすと、国が傾いてしまう。」と言うことです。


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わが師、田島一郎先生(故、慶應義塾大学名誉教授)のこと。

2012-11-29 | 学習一般
 田島一郎先生には、大学時代3年間お世話になった。(大学2年から4年まで)数学科教育法、解析学入門などで、様々なことを学んだ。当時、田島先生は文部省(現文部科学省)の主査を担当されており、高校、中学数学の学習指導要領を長らく作成されていた。先生から学んだことは、現在の教科指導に多大の影響を及ぼしている。平面幾何の内容がどんどん削られてゆく現状に、危機感をもっておられ、折に触れて、話をしてくださった。講義が終わると、教卓のところにいつしか人垣が出来、色々な質問にたいして、丁寧にお答えくださり、時に30分を超えることも度々だった。いやな顔一つせず、こちらが分かるまで熱心に手を変え品を変えて説明した下さった。また解析入門はご自身で執筆された「解析入門」(好学舎)を使用した講義で、初学者の躓きやすいところを丁寧に解説してくださった。現在同署は岩波全書の「解析入門」として入手可能です。当時、高木貞治先生の「解析概論」を読み終えていたので、概念の復習としてとても参考になった。イプシロン・デルタの説明は具体的であり、誤差論とのからみで話される内容は、まさにコンピュータ時代にふさわしい内容であった。

 春、秋の慶早戦では1勝1敗のタイ記録で月曜日を迎えると、当日の講義は自動的に休講となる慣わしであった。多少しわがれたお声は、魅力的だった。
大学に入学するまで、毎朝5時に起床して聞いた旺文社のラジオ講座。田島先生は長らく講師を担当されており、お書きになった参考書(良く分かるシリーズ)ともどもたいへんお世話になりました。田島先生のほかには、早稲田大学の寺田文行先生の鉄則シリーズも参考になりました。(チャート式とは一味も二味も異なる、味のある参考書でした。)
直接、田島先生のご指導を得られる光栄に、毎日がとても充実していたように思います。

 田島先生は、教科書も執筆されており、その編集会議の模様も何度かお伺いすることが出来ました。膨大な量の原稿内容を削ることが仕事であり、かなりシンドイ作業であると話されていました。教科書作りの第一歩は値段決め。その次に用紙の材質が決まり、総ページが決まる。そして、内容は最後に決まる、とのことだった。

 ある時、月刊誌「大学への数学」の黒木社長が雑誌創刊時のことを記事にされました。雑誌の創刊号を5,000部作成して、いきなり本屋さんに持ち込み、売って欲しいと頼んだところ、どこも置いてくれる所はなく、神田の本屋街を5,000冊の創刊号を積んだ、リヤカーを一人トボトボと引いていたとき、田島先生にであった。事情を話すと、「俺に任せせろ。」の一言を残して、対応して下さった。あのときほど助かったことはなかった。まさに地獄にほとけであった。そんな記事が目に留まった。早速、その話を田島先生にすると、「そういえば、そんなこともあったかもしれないが、古いことなのでもう忘れたな。黒木君がそんなことかいてくれているのか。」と破顔一笑。ダンディーな田島先生が益々ダンディーに見えました。
いろんな場面場面で、貴重なお話をしていただいて、現在の自分があるのだと、感謝の気持ちでいっぱいです。
ある時、「おい、君。正五角形の作図は出来るか?正五角形には色々な幾何の面白さが詰まっているぞ。」「おい、君。二項定理の証明は大丈夫か?」等、数学教育のキーポイントをたくさん学ばせていただきました。

 多少なりとも私の授業が分かりやすいのは、田島先生のご指導の賜物と思っています。

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