一般入試、推薦入試、AO入試と、大学入試の形態は豊富になった。また、全大学の入学者のうちに閉める、一般入試による入学者が50%を切るまでになった。
ここで、企業の大学生新卒採用において、一つの大きな変化が現れている。具体的に言えば、就職希望者の多い、有名企業では、主要有名15大学の卒業生のエントリーシートを基にして、採用計画をくみ、さらに、採用対象者の大学入学時における、入学形態のなかで、AO入学者を、対象から外す動きがあると言う。
何故だろうか。
ひとつの解答としては、AO入学者が高校生時代に基礎的な学力をしっかり身に付けずに、大学に入学してきた事実がある。そうした反省から、各大学では、AO入試時に、基礎学力テストを実施するケースが増えてきた。もっとも一般の私大では、時期的に早い段階で入学者が確保できる一つの方便としてAO入試を捉えているケースも多く、経営的観点からAO入試を初めから組み込みで考える大学も増えてきた。
そこで、受験生としては、卒業後の就職まで見据えると、所謂(いわゆる)選抜性の高い、有名大学を目指すことが、一つの重要戦略となってくる。東大、早慶はじめ、主要15大学と先に述べたのは、こうした事情による。
結論を言えば、一部上場の有名企業に就職を希望するなら、初めから選抜性の高い大学を目指すべきだし、入学すべきであると言える。
企業説明会に出席できるのは、主要15大学が中心である事実を忘れぬことです。
(一般大学にAO入試で入った人は、採用対象者から外され始めた事実もお忘れなく。)