小島教育研究所

教育関連ブログです。数学を筆頭に学問全般に渡る有用な情報を提供致します。
東海生、名高生、半高生に最も読まれています。

1月15日スキーバス事故(碓氷峠)について。

2016-01-21 | 日記
 規制緩和をうけて、増えたバス会社。人手不足で運転手の技量不足がたびたび取りざたされてきた。その後の報道を見る限り、直接的には、スピードの出し過ぎが原因と考えられる。現場には右側のスリップ痕が残されている。防犯カメラの映像によると、ブレーっきの不具合が発生して、スピードが出すぎているように見える。運転手は居眠りをしているわけでは無く、必死でハンドル操作をしていることが分かる。15名の方々がお亡くなりになっている。それぞれの方々のご冥福を願わざるをえません。
 バス事故で過去最悪は、岐阜県の飛騨川バス転落事故であろう。バス2台が増水した飛騨川に、土砂崩れによって多し流され、104名の方々がなくなった事故である。1968年、メキシコオリンピックの年だった。愛知県の家族連れが大半のバスツアー。参加者の大半は愛知県の方々だった。集中的な雨で、国道41号線で雨中待機していたバスの一団に、土砂崩れが発生し、2台のバスが飛騨川に押し流された104名の方々が亡くなった事故であった。
 天災か人災かといた区別があるが、何れにせよ、運行には最大限の注意を払って欲しい。






















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年初来の株価低迷により、各上場企業にける評価損は76兆円に達する。どこまで続く?止まらない株安。

2016-01-21 | 日記
 日経平均がまたも昨年度の最安値を更新した。日銀のこれまでのテコ入れもまったくフイになるところまで来た。
参院選を控え、なりふり構わぬ3万円のバラマキ攻勢。株安の直接的な背景は、中国経済の大幅な減速と原油安だろう。これから3月末にかけて、例年なら何もせずとも株価は上げ気味傾向になる。しかし、今年は状況が大きく異なる。昨日、ふって湧いた甘利大臣の不正献金疑惑。冷静に進展を眺めよう。人柄の良い甘利さんのこと。疑惑はきっぱりと解明されるだろう。年度末に向けて、株安、円高基調が基本となりそうだ。3月末での予想株価(日経平均)1万2千円前後、為替レート1ドル=100円前後で推移するだろう。6月時点で株価、為替レートが回復する見込みは現在ない。参院選への影響が注視される。

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大学入試新テスト導入の舞台裏について。

2016-01-21 | 大学受験
 国公立大学入試に関する新テストのイメージ問題について、昨日述べたが、一体何を目指しているのか一般の方には分かりづらいのではないでしょうか。これは、大学をはじめとする高等教育機関の入学要件として、アメリカではSATやSATⅡ、あるいはGAMTといった統一試験があり、個々の大学では、日本におけるような一般入試が存在しないことに起因します。つまり、ある程度公の機関が標準的なテストを行い、大学側が統一テストのどの科目を受験しなさいと指示する場合が一般的です。例えば、MITの工学系を受けるならば、SATⅡの物理と英語(ライティングを含む)の結果を申込時に提出させます。特にAO入試では、書類審査を合格すると、個別に面接が実施されます。スタンフォード大学の場合、面接官がわざわざ日本にまで来てくれます。おおよそ2時間の面接試験が1対1で行われます。学生の学力は統一試験で測り、多彩な才能は面接等で確認するのが一般的です。
 またヨーロッパではEUの統合を見据えて、高等教育機関への入学者の流動化をはかるために、ボローニャ宣言がなされ、フレームワークの統一化、統合化が目指されています。もっと分かりやすく言えば、国ごとに高等教育機関の制度が異なり、EU内での人の移動は起きにくい。また異なる教育制度で学んだ人を雇い入れるとき、卒業証書一つでは、判断が付かないという事情があります。そこで、卒業時には何が出来るかを明示し、質を保証する修了書を発行する必要があるのです。入学から卒業までに身につけた学識・技能を有る程度の共通尺度で評価する必要があるのです。先のボローニャ宣言により、毎年各国の文部大臣級の閣僚が会合し、その進捗状況を確認しています。
 一方、OECDの調査による学力調査の国際比較等で一時期、日本の低迷ぶりが話題になりました。また英国の雑誌社による世界の大学ランキングでも、その国際性の低さから、日本の主要大学ですら、その国際的な順位はそれほど高くはないです。
 以上の状況を踏まえ、国際社会における日本の教育を見直し、大衆化、一般化された大学の送り出す卒業生の質を高レベルに保つための方策の一つとして、大学入試における新テストが取りざたされているのです。
 いずれにしろ、大切なキーワードはコンピテンスです。その人に何が出来るか、それを高レベルにするための教育制度が求められているのです。

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大学入試、新テスト「大学入学希望者学力評価テスト(仮称)」の問題イメージについて。

2016-01-20 | 大学受験
 中日新聞1月19日朝刊7面に、表題についての記事が記載された。これは、現在文部科学省、中央教育審議会の高大接続特別部会会議にて審議中の新テストに関する資料として提出された(別紙3)を念頭に置いた記事である。この資料によって、初めて具体的な問題イメージが提示されたと言って良い。
 数学については、「スーパームーン」に関するものである。どこかで見たような問題だと思う。そう、今年で28回目を迎える、日本数学コンクールの問題作りと酷似している。数学コンクールの方がより一歩突っ込んだ考察が必要であるが。例えば、月から地球を見たときに、地球がどのように見えるかを扱った問題が数学コンクールでは嘗て出題されたことがある。(「お地球見」問題)
 既存の数学的知識を踏まえて、未知なる事象について考察するスタイルが目指されているところに、コンクールと今回のイメージ問題との類似性が強く感ぜられる。コンクールでは5時間半の時間を考察解答に当てているが、新テストではどれくらいの時間を書けるのだろうか。テストの作成、採点評価を外部機関に委託することも視野に入れている模様であり、最終的な実施形式は、まだまだ流動的である。中央教育審議会の審議の動向から目を離せない状況がしばらく続きそうである。

 なお、問題イメージをお知りになりたい方は、大学入学希望者学力評価テスト(仮称)で検索すればpdfファイルがヒットします。

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株価続落の次に来るモノは何だろうか。

2016-01-19 | 日記
 日経平均が昨年の最安値を下回った。この時期は例年だと株価が高値に向かう局面だ。3月末から4月中頃までは高値安定で無ければならない。何故か? それは年度末を控えて、持ち株の評価額が下がると決算報告に響くからだ。企業の経営状態の使用である財務諸表上の数値が悪化するようなことはあってはならないのだ。このようなことは、日本の一般企業や証券市場関係者の暗黙常識だ。自社株だけで無く、保有資産としての他社株の額面価格が問われる所以だ。

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SMAP×SMAP 生出演 メンバー5人の挨拶。ひとまず、解散を回避できてファンはホッとしている。

2016-01-19 | 日記
 昨日のフジテレビSMAP×SMAPでのスマップの挨拶。直接見たわけでは無いが、解散を回避すべく、木村君が労をとって活動継続が決まったようだ。常々、逆のケースがあってもおかしくないと予想はしていた。大人の視点で言えば、木村君の人気と実力の上にSMAPが存在している以上、木村君が独立すれば、今の10倍以上の稼ぎだすだろうことは論を待たない。他のメンバーは、そこを敢えてせず、仲間との活動を選んでいる木村君の男気が分からんのだろうか。今回の騒動でも木村君の優れた資質(仲間を大切にする)が突出して目立ったと感じるのは、私だけだろうか。ふと、若き己を反省する瞬間でもある。若気の至りで済ますわけにはいかないこともある。
 自戒の念を忘れず、スマップのメンバーの更なる精進と活躍を願っています。

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センター試験、数学1Aで問題構成が大きく変わる。また数学2Bとともに旧課程への配慮無くなる。

2016-01-18 | センター試験
数学1Aの問題構成の変化について。 
 
 2015年度は必須が1番から3番(各20点)の合計60点分、4番から6番(各20点)の内2題選択。
 
 2016年度は必須が1番から2番(各20点)の合計60点分、3番から5番(各20点)の内2題選択。

※旧課程からの経過措置は昨年で終わり、現役・浪人別の扱いは無くなった。


各問分野別の出題状況

第1問 
(1) 1次関数の最小問題(センターでは珍しい。)
(2) 論理と論証分野の定番問題
(3) 二次不等式の解法

第2問
(1) 正弦定理と余弦定理。
(2) データ分析

第3問
(1) 余事象、条件付き確率
(2) 排反事象、条件付き確率

第4問
(1) 不定方程式のユークリッドの互除法の逆利用による解法
(2) n進法

第5問
円に内接する四角形の問題,角の二等分線の性質、チェバ、メネラウスの定理等


コメント:
第1問は全体に易しめの問題。二次関数の問題が無い。
第2問は定番の正弦定理と余弦定理。データの分析では箱ひげ図、相関関係と直感的に分かりやすい問題であった。差が付くところは最後の共分散と相関係数等がらみの問題。

 選択問題は、第3問と題4問を選んだ受験生が高得点を得られたのではないか。第5問は決して難しい問題ではないが、時間内での解答を考えると、選択は厳しいか。

選択問題の選び具合が総合点の善し悪しを左右する問題セットと言える。(選球眼の良さが問われる問題セットであった。)

全体評価

昨年の問題セットと比較すると全体によく練られた問題であった。一頃の旧課程の難易度よりは易しめの問題セットとなっており、現在の小学校3年生から始まる新テストの基礎学力考査(高校2年実施予定)を大いに意識した出題となっている。新テストでもセンタータイプの形式は継続され、これまでに蓄積された多くの知見が引き続き使用され続けられることだろう。


分析:小島教育研究所

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センター試験、本日は数学、理科。

2016-01-17 | センター試験
最後まで、諦めずに力を出し切れ。
結果は、自ずとついて来る。

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日本数学コンクール生みの親、四方義啓名古屋大学名誉教授 叙勲おめでとうございます。

2016-01-15 | 日記
 いささか旧聞に属しますが、昨年の11月3日に、表題の通り、四方先生が叙勲されました。改めてお目出とう御座います。
数学コンクールも産声を上げてから、はや四半世紀を超えました。昨年度から新たな試みの団体戦を設け、多数の中高生の参加を仰ぐことが出来ました。早いもので、日本数学コンクールの裏方とし協力を始めまして10年の年月が経過いたしました。この10年多くの諸先生方にアドバイスを頂き、いろいろな面で勉強させていただきました。公立私立の壁を越えて、様々な出会いのあった10年です。新年を迎え、気分も新たに頑張ろうと思います。来週から3週間教え子達がインターンシップで企業のお世話になります。トヨタ系、三菱系と企業は様々ですが、インターンシップを終えて、一段と逞しく育って帰ってくる教え子達に元気がもらえるように張り切ろうと思います。また前任校の最後の教え子達が、この土日にセンター試験を受験いたします。どうか首尾良く得点し希望の峰に登れることを心より祈念いたします。

「最後まで、諦めず、愚直に頑張って下さい。夜明けは近い。」


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センター試験、国公立の二次試験、問題と解答解説なら、電子図書館を使え。

2016-01-15 | 日記
 ニュートラルで、分かりやすい解法を目指しているサイトに、外村さんの大学入試数学電子図書館がある。昨年末までにかなりサイト内が整備された。センター試験に関しては、無料ダウンロード出来る。(数学1A,数学2B)1998年度から2015年度までの閲覧が可能。問題を表示して、手元のノートに計算し、答え合わせをすると、効率の良い学習が可能となる。ラストスパートに活用できるサイトだ。
 つい最近までは印刷できたが、ダウンロードと閲覧のみ可能となった。
 
 二次試験も国公立市立の問題が用意されているので、こちらも活用すると良い。

 まずは、センター試験を乗り切ろう。



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