
昨日『美術館の隣りの動物園』について書いていて、
「ほのぼのする映画」と自分で書きながら、
ふと『バグダッド カフェ』を思い出しました。
アメリカの砂漠の真ん中にぽつんと建つ「バグダッド カフェ」。
毎日イライラしている黒人の女主人と、
世間から取り残されたような客達。
そんなどうしようもない場所に、
夫とけんかした太った中年女性が宿を求めてきます。
着ているものから履いているものまで、
全くこの店には不釣合いな女。
いかにもドイツ人といった雰囲気のこの女性の出現で
店もそこに集まる人々も変わっていくと言う物語でした。
ネタばれになるのでこれ以上書きませんが、
淡々とした流れの中で、
心が満たされていくような映画でした。
そして、主題歌『コーリング ユー』。
秀逸です。
こうして書いていても頭の中を気だるい音楽が流れています。
映画以上にこの曲の方が好きかもしれません。
舞台がアメリカだっただけに、
今まで私はアメリカの作品だとばかり思っていましたが、
1987年西ドイツの作品だそうです。
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