
窓から差し込む日差しが次第に部屋の奥まで届いてきていることに気付いて驚いたり、
昼の間は暑くても、夜になると急に気温が下がってきて長袖に着替えたり、
そんなことで秋の訪れを感じている。
庭では、秋の花も咲き出してきた。
ホトトギスは我が家の秋の花の中でも一番元気のいい花だ。
花の中についている斑点が
ホトトギスのお腹の模様に似ているので名付けられたと言うことだが、
我が家のはどうも園芸種らしく、
「ヤマジノホトトギス」に比べると模様ははっきりしない。
それでも、味わいのある渋いピンクで、地味だけど好きな花だ。
そう言えば、「不如帰」って、どんな鳥だっけ?
托卵するはずだよね?
調べてみたら、5月下旬頃に日本に渡って来る渡り鳥で、
鶯などに托卵すると書いてあった。
『目に青葉 山ホトトギス 初鰹』と言う句?があったよね。
さえずりが激情的(ってどんな声?テッペンカケタカ♪~)な響きなので、
万葉集を初めとして、多くの和歌に詠われているとか。
ホトトギスの啼く声をその年初めて聞くことを「初音」と言い、
夜啼く鳥なので、平安貴族達は夜を徹してその鳴き声を待ったそうだ。
してみると「初音」さんは5月か6月生まれかな?
この間、「歴史上の人物とお酒を飲むとしたら誰と飲みたいか」というアンケートが
ある新聞に載っていて、
「織田信長」が人気があったとある人から聞いたが、
啼かないホトトギスを殺してしまう男と酒を酌み交わすのは、危険だと思うなー。
その時誰と飲みたいかと言う話になり、
私は何と言っても清少納言と飲みたいと思った。
感性が合いそうだもの。