だいぶ昔のこと、父がまだ存命中、家族で話をしていた時に、
なにがきっかけだったかは忘れましたが、
親指の爪の形の話になりました。
母は自分の左手の爪の長さが普通の人の半分くらいしかないのを見せて、
「この形の爪の人は器用なんだ。」と威張っています。
すると、父まで「俺は右手がそうだぞ。」と言うのです。
家族4人で親指を上にして両手を出して確かめてみると、
爪は見事なまでにくっきり分かれて私たち姉妹に伝わっていました。
つまり、妹は両手とも小さい爪で、
私は両方ともごく普通の爪だったのです。
「へー、こんなこともあるんだ。」と遺伝の不思議さに驚いたのですが、
確かに私は紐を結ぶと縦結びになるし、
箸の持ち方も下手くそです。
はっきり言って不器用なのです。(生き方もだったりして。)
それに対して、妹はとても器用です。
今回も滞在中ご馳走になったビーフシチューなど、
美味しくてプロ並みの「いい仕事」をしていました。
(圧力鍋を使って、ルーから手作りしたと言うのですから、すごいです。)
ケーキもササッと作るし、
去年はお腹にご飯を詰めた本格的な鳥の丸焼きをご馳走になり、
「こんなのを、家で作るの?」と心底びっくりしました。
明日はそんな妹のパッチワークをご紹介したいと思います。