気の向くままに2

その日の気分で、思いついたことを書いていきます。

シクラメン

2006-01-26 20:30:08 | yaplogから

12月の中旬に花屋さんでアルバイトをしているお隣のWさん
(いつものSさんとは反対側のお隣さん)から頂いた「シクラメン」が、
寒中の身の縮むような玄関で色鮮やかに咲き続けている。

何もかもが雪に閉ざされている今、本当にありがたい元気な花だ。
反り返って咲く花の形を見ると、
いつも春の妖精「カタクリ」を連想してしまい、
植物学的には親戚なのかな?と気になっていた。
調べてみたら、シクラメンは「サクラソウ科」、カタクリは「ユリ科」で、全くの他人だった。

確かに花の形は似ていても、醸し出す雰囲気は「華やか」と「儚げ」で全く違うし、
なにより花の咲く期間の長さが正反対だ。

カタクリは「スプリングエフェメラル(春のカゲロウ)」と言われる短命な植物の一つだ。
その呼び名のとおり、初春に一瞬だけ姿を現し花開き、
周りの木々の葉が開く頃には地上部が全て枯れてしまい、
地下に姿を隠してしまうのだ。
(この呼び名を山野草好きのK先輩に教わった時、響きの美しさ・意味の美しさに感動してしまった。)
我が家の庭でも春になると、アケビから貰ったのがちょこちょこ顔を出すようになったが、
(咲くまで5年かかるそうだ)
忙しくて気づかないうちに盛りを過ぎてしまったりして、
いつもシャッターチャンスを逃してしまう。
今年はちゃんと撮れるかな?