
この映画は最初はビデオを半ば強引にるーるーに押し付けられて見たのです。
と言うのは、彼女の愛する第一王子(ってことは、第二もいるわけですが)
レオン・ライが天津から香港にやってきた純朴でおおらかな「シウクワン」という主人公を演じているからです。
そして、ヒロイン「レイキウ」はマギー・チャン。
簡単に言えば、この二人が香港で出会い、くっついたり離れたりを繰り返し、
10年後にニューヨークで再会するという恋愛映画の定番ストーリーなのですが、
寂しさを胸のうちに隠しながら強くたくましく生きていく、マギー・チャンの表情が本当に素敵です。
その上、映画の小道具としても使われているテレサ・テンの歌がまたいいのです。
1度目に見た時は「ふ、ーん、香港映画もなかなかやるじゃん。」という感じだったのですが、
暫くするとまた見たくなるスルメ映画でした。
そうやって何度か借りて、もう借りるのが申し訳なくなって、
遂に自分でDVDを買ってしまいました。
最近は歳をとって涙腺が緩んでいるのか、私は3箇所で泣いてしまいます。
見ていない人のためにネタばれはしませんが、
船のシーンとミッキーマウスと、再会の場面だということだけはお教えしたいと思います。
興味のある方、見てねー。
終わりまで見ると、ピーちゃん(監督ピーター・チャンをるーるーはこう呼んでいます。)さすがだ!と唸っちゃいますよ。
そうそう、るーるーの第一王子レオン・ライですが、
大陸的な、優しいんだか鈍感なんだか分からない天津男を気持ちよく演じてますよ。