
スティーブン・キング原作の映画と言えば、
『ミザリー』は、今思い出しても身の毛がよだつような恐怖映画でした。
見ながら何度「ギャー」と叫んだことでしょう。
キャシー・ベイツ演じるアニー・ウイルクスの熱烈で異常なまでの執着が
1人の男を拘束し、
愛情が形を変えて彼をとことん苦しめるのですが、
キャシー・ベイツのずんぐりとした体型や、
女優さんなのに決して美しくない顔立ちがかえって現実感を出していて、恐怖心を煽ります。
彼女の演技がともかく圧巻。
『ぼくの美しい人だから』では、マックスの上司を演じていましたが、
こちらは有能な上司の役なのに、
見たとたん『ミザリー』の虐待シーンを思い出して身震いしてしまいました。
怖いのが苦手な方は見ないほうがいいかもしれません。