演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

ついでに最近の読書を

2011年03月02日 23時47分39秒 | 読書

感想は書かないけどみんな面白かったです。
和田はつ子さんの作品は軽く読めて楽しく
ジェフリー・ディーヴァーさんのはこってりした
西洋料理みたいです。


・ジェフリー・ディーヴァー
「ブラディ・リバー・ブルース」
「スリーピングドール」
・和田はつ子
お医者同心中原龍之介シリーズ

「猫始末」
「走り火」
料理人季蔵捕物控シリーズ

「お宝食積」
「旅うなぎ」
「時そば」 
鶴亀屋繁盛記シリーズ
「春待ち柊」

今読んでいるのが柳家花緑の
「落語家はなぜ話を忘れないのか」

これは、途中ですが名作です。
特に第2章の「リアリティ」より「らしさ」は
演技をする人にとっても参考になるでしょうし
選挙演説をする人にも参考になると思います。

聞き手は正確であることを求めてはいない
らしいことを求めているわけです。

 


森雅裕さんの作品が好きだった

2011年03月02日 22時06分45秒 | 読書

特に「歩くと星がこわれる」(1990年、中央公論社)が好きだった。

森さんが亡くなったわけではないが
商業誌での新刊発行が行われなくなって10年もたってしまった。

昨年エッセイが出たらしいが小説ではない。

売れないから編集者から冷遇されたのか
性格が悪かったのか編集者と仲が悪かったのか、どっちもどっちなのか
定かではないけれど、井上ひさしの元妻西舘好子さんのエッセイからも
雑誌記者がまともではないことがままあることはうかがえる。

原文は手元にないが、まあこんな文章だった。
「井上が前妻を殴っていたのは知っていたが、編集者も、井上が殴らないと仕事ができないと知っていて
「好子さん、あと二、三発殴られてください」と言ったという。」