演劇書き込み寺

「貧乏な地方劇団のための演劇講座」とか「高橋くんの照明覚書」など、過去に書いたものと雑記を載せてます。

『Kiss Kiss Bang Bang 2.0』を観た

2017年12月03日 21時25分43秒 | 観劇の感想

東京芸術劇場で『Kiss Kiss Bang Bang 2.0』を観る。教え子が出ていたので、試験で上京したついでに、観てみようと思ったのだ。
いや、出だしは又いつもがっかりさせられる、だめな実験作品かなと思ったのだが、途中からめちゃくちゃ面白くなった。近頃観た中では、最高の作品だ。
この作品は日常的な動作や、ゲームを全部キスで表現する話で、男女5人がひたすらキスしまくる。
たとえば、路上で会って握手するシーンを最初に見せて、そのあと同じシチュエーションで握手の代わりにキスするとか、キスで卓球をやるとか、同じキスシーンが音楽を変えて何度も繰り返されるのだが、同じ動作なのに意味が違って見えるとか。
最後は私も舞台に上がってキスすることに。
キス久しぶりだな。

こんな面白いのが、無料公演なんてもったいない。空席がいくつかあったけど、満席でなければ嘘でしょ。