昔、米穀通帳というものがあった頃。
自分ちのご飯をお好み焼き屋さんに持っていく人を見かけることがありました。
そのご飯を鉄板で焼いてもらうんですが、お米の購入に制限があった時代の名残だったのかもしれません。
「そばめし」の発祥は新長田のお好み焼き店「青森」さんということになっていて、近所の工員さんがお弁当箱のご飯が冷たいので鉄板で温めてほしいと頼んだのがきっかけということになっています。
今ではよく知られたエピソードなんですが、新長田以外にもご飯を持ち込むということはあったと思われますので、ひょっとするとあちこちのお店でそばめしが生まれていたかもしれません。

焼きめしも食べたいけど、そば焼きも食べたい、じゃ別々に作るのも面倒だからいっしょに焼いちゃえ!
テコですくうとそばが「たれる」これじゃ食べにくいから、刻んでみよう!
「コレ、美味しいやん!」
そんな感じだったのかなぁと想像します。