座禅の道場と翁碑
平成31年3月10日(日)
今朝も気持ちよく歩行禅。
最近は、もう少し負荷をかけてと、
坂道を2往復する。
小登山で、頂上へ到着の快も
味わうこともある。
さて、福井市の天龍寺。
元禄2年(1689年)、
松尾芭蕉は訪れ、
このような句を残す。
そして、もう一つ。
芭蕉と北枝の別れの銅像。
「余波の碑」だ。
北陸の冬は寒く、冬は二人とも
防寒着を着用している。
『奥の細道』では、
「丸岡天竜寺の長老、古き因あれば
尋ぬ。又、金沢の北枝といふもの、
かりそめに見送りて此処まで
したひ来る。
所々の風景過さず思ひつヾけて、
折節あはれなる作意など聞ゆ。
今既別に望みて、
「物書て 扇引さく 余波哉」 」
と記載されている。
これが芭蕉塚。
その説明。
明治維新と共にその後援者を失い、
1977年寄進によって、
禅修行のための僧堂(古木堂)が
建てられ、現在では世界中から
多くの人が訪れる坐禅の道場と
なっている。
道路沿いに水子供養なのか、
観世音菩薩が二体、
慈悲深く、豊かな表情を拝顔する。