貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

敦賀の津に宿を求む

2019-03-19 09:10:18 | 日記

敦賀の津に宿を求む

平成31年3月19日(火)

 「弥生もいくよ」という感じ。

 桜前線もいよいよ活性化?

 今朝は、鶯が、

「ホーホケキョ、ケキョ、ケキョ」

と、鳴き方も上手になってきた。

 聴き惚れるなあ!

 そして、敦賀市へ。

 敦賀駅の北1Kmほど。

 8号線に面して朱の大鳥居がある。

 この大鳥居は、国の重要文化財。

 「官幣大社」の氣比神宮を参拝。

 「官幣大社」というのを調べると、

 「官幣大社とは、明治政府によって

定められた神社の格に関する制度。

 明治4年(1871)に神社の格を

大きく官社と諸社に分類し、

官社として九十七社を列格した。

 官社には官幣の大中小社、

国幣の大中小社があり、

官幣社は神祇官が、

国幣社は地方官が祭るものとされ、

それぞれ神祇官の所管とされた。」

という説明。

 氣比神宮は、越前国一之宮だ。

 

 

 敦賀湾の最奥部。京都から北上して、

日本海へ向う道の終着点。

 当地から、東へ向えば越中・越後、

西へ向えば丹後。

また、大陸への表玄関として、

交通の要衝に位置する重要な場所に

鎮座する。

 西に面した大鳥居を東へ進むと、

左手に猿田彦神社。

 その先に、垣に囲まれた境内がある。

 その前に、芭蕉の像や句碑等が

整備されている。


『奥の細道』には、

「漸白根が嶽かくれて、

比那が嵩あらはる。

 あさむづの橋をわたりて、

玉江の蘆は穂に出にけり。

 鶯の関を過て、湯尾峠を越れば、

燧が城。

 かへるやまに初雁を聞て、

十四日の夕ぐれ、つるがの津に

宿をもとむ。・・・。」

 14日の夕方、芭蕉は敦賀に宿泊。

つすく。