貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

二つの砂の山

2019-03-28 09:05:30 | 日記

二つの砂の山

平成31年3月28日(木)

 今朝は、念願の色が浜へ。

 まず、本龍寺参拝!

 本隆寺は、当初金泉寺と称し

禅宗の寺院であった。

 応永33年(1426)に日隆上人が

この地を訪れ、再興に尽力した

ことで、村人達が心を打たれ

日蓮宗に改宗。

 寺号を本隆寺に改める。



 元禄2年(1689)、松尾芭蕉は

奥の細道の行脚の際、

西行法師の"ますほの小貝"の歌が

有名な色ヶ浜(種ケ浜)を訪れ、

本隆寺に宿泊。

 芭蕉は本隆寺の事を

"侘びしき法花寺(本隆寺)"

と評する。

 本隆寺のある「色ヶ浜」は

敦賀湾に面した浜であり、

砂の小島2つからなる無人島。

 水島を眺めることができる。

 訪れた日の海は、ほんとに

穏やかで綺麗。
                
 お寺には、西行法師の歌枕の

地で浜を訪ねた芭蕉の記文と

句碑が残されている。

 萩塚とも呼ばれる。

 つづく。