貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

月宿塚

2020-01-04 09:13:07 | 日記

月宿塚

令和2年1月4日

「ステージ4の癌の宣告を

受けて、現在闘病中です。

気持ちは前向きですので、

もう少し頑張りたいと思っ

ています。」

という50代知人からの

年賀状!

 衝撃の大きさに、心の奥は

右往左往、なす術も浮かばず!

 よくぞ、前向きに!

そして、病気と闘っている姿に

圧倒されるだけの年寄りが

いるだけ。

 頑張っているのに、さらに

頑張れとは言いづらし・・・。

 ただただ声援と奇跡への祈りを

送るのみか・・・。

「ご健康とご多幸をお祈りして

います。」

と、私どものことを気遣ってくれ

ていることも、今回は特に有り

難し!

 優しく、つよい君の回復を

ただただ祈るのみ!

・・・・・・・・・・・・・・

今朝は伊賀駅前。

芭蕉の句は、   

「月そしるへ 

 こなたへ入(いら)せ 

 旅の宿」 。 

寛文3年の作。

その説明。

 文献的に、確実な最初の作品

の一つ。

 謡曲『鞍馬天狗』の

「奥は鞍馬の山道の、

 花ぞしるべなる、

 こなたへ入らせ、

 給へや」

の文句取り。

花を月に替え、謡曲では、

牛若丸を案内するのを旅人を

案内する旅宿としたといわ

れている。