頓(やが)ては、すぐにの意
令和2年1月12日
明日は、成人を祝う日。
1月15日だったのが、
1月第2月曜日になって、
成人の日という感覚も、私の中
では薄れ始めている。
因みに、今日の形態の成人式は、
いつ頃、どこで始まったのか。
私が生まれた翌年、現在の蕨市で、
青年団長が主唱者となり、「青年祭」
をやったのが始まりらしい。
敗戦で、次代を担う青年に、
明るい希望を!というのが趣旨。
自らを自らの力で鼓舞し合った
のだ。
やはり、若者も力はエネルギ
ッシュ!
改めて、新成人を祝い、励まし
たくなる・・・!
けさは、伊賀市の西蓮寺参拝!
服部土芳の無常迅速の句碑あり。
芭蕉の句が刻印。
「頓て(やが)死ぬ
けしきは見えず
蟬の声」 。
元禄3年。
芭蕉翁47才の時の句。
『東西夜話』の「示秋之坊」の
文中に、湖南の幻住庵に
訪ねてきた秋之坊に、
「無常迅速の一句をあたへて云々」
とあるのは、この句のこと。
「頓(やが)て」は「すぐに」
の意。
蓑虫庵の主で、弟子の、
土芳の句も刻印。
「人おのづからなむあみだ
なむあみだ」
「無常迅速」をしみじみと
味わえる齢になりにけり。
有り難し!!