貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

鰯雲と女性

2020-01-10 08:41:09 | 日記

鰯雲と女性

令和2年1月10日

 今朝も青空が広がっている。

 最後の十基目の芭蕉句碑。

「行春や 

  鳥啼き 

   魚の目は泪」 。  

元禄2年。奥の細道出発の際の

留別吟。

 惜春の情に堪えかねて

鳥は啼き、

魚は目にいっぱい涙をたたえ

ている。

 惜別の情を魚鳥に託した句。

 そして広場には、

知らない俳人の句碑が立つ。

「鰯雲 

  女がゆえに 

   耳朶を染む」

 小屋久幸という人の作。

 調べたが、詳細不明。

 山を下ると、 

常住寺焔魔堂という見晴らし

のよいところに出る。