貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

大岡は「だいこう」?

2020-01-13 09:01:53 | 日記

大岡は「だいこう」?

令和2年1月13日

 成人の日の朝は、快晴!

 いよいよ朝ドラの甲賀市へ。

水口(みなくち)宿へ。

 水口宿は、田園風景と野洲(やす)

川の川沿いを国道一号と

県道の道間にある。

 ゆったりとした感じで、

昔日の思いに耽る。

 大岡寺へ。

 古く、この寺は「龍王山観音院」

と号し、俗に「岡観音」の名で

知られている。

 寺伝によれば、僧行基が

諸国行脚に際し、大岡山に

一宇を建て、自彫の千手観音

の木像を安置したのが創まり。

 白鳳14年(686)6月18日

であったと伝う。 

 その後、寺勢は盛大を極め、

十六箇院を建立。

 当山の所在が要害の地で、

交通も至便であったので、

武将の布陣となり、源義綱、

鴨長明(この寺で発心)、

源光行、それに一条兼良等が

宿ったという。


 

 元禄の頃には、俳人芭蕉も

当山を訪れ、  

 「命二ツ 

 中に活たる 

   櫻かな」  

という句を詠む。

 ここにある桜は、現在水口

八景の一つに数えられている。 

 門人服部土芳と20年ぶりに

再会。

 命あって再会するを得た喜び、

その喜ぶ二人の中に、桜が生々

花盛りである。

 「活きたる」は命二つと

桜の咲き乱れるとの両様を

利かせた句法。

 この場所で少し佇んで・・・!

 信楽へ。