髑髏?
令和2年1月6日
芭蕉句碑巡り!
2基目。
貞享元年。
野ざらし紀行の旅出立の吟。
「野ざらしを
心に風の
しむ身哉」 。
江上の破屋は、隅田川の畔の
芭蕉庵。
野ざらしは、捨てられて雨風
に晒された髑髏(されこうべ)。
髑髏。すごい文字。
「行き倒れて髑髏になってもと
覚悟を決めて旅に出かけると、
ひとしお秋風が身にしみること
だの意。
現代の旅は、覚悟を決めて
の旅ではない。
安全 ・安心の旅。
有り難し!
3基目。
貞享4年10月11日。
由之が主催して笈の小文の
旅へ出る芭蕉を送った
送別の席での吟。
「旅人と
我名よばれん
初しぐれ」 。
「旅人と呼ばれてみたい
ものだ。
初しぐれに濡れながら
侘しい旅を続けて。」
の意。