貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

髑髏?

2020-01-06 09:10:58 | 日記

髑髏?

令和2年1月6日

 芭蕉句碑巡り!

 2基目。

 貞享元年。

 野ざらし紀行の旅出立の吟。

「野ざらしを 

  心に風の 

    しむ身哉」  。

 江上の破屋は、隅田川の畔の

芭蕉庵。

 野ざらしは、捨てられて雨風

に晒された髑髏(されこうべ)。

 髑髏。すごい文字。

  「行き倒れて髑髏になってもと

覚悟を決めて旅に出かけると、

ひとしお秋風が身にしみること

だの意。

 現代の旅は、覚悟を決めて

の旅ではない。

 安全 ・安心の旅。

 有り難し!

3基目。

 貞享4年10月11日。

 由之が主催して笈の小文の

旅へ出る芭蕉を送った

送別の席での吟。

「旅人と 

  我名よばれん 

   初しぐれ」

  「旅人と呼ばれてみたい

ものだ。

 初しぐれに濡れながら

侘しい旅を続けて。」

の意。