貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

うれし泣きの相撲とり草?

2022-02-24 15:36:54 | 日記
令和4年2月24日(木)
道ほそし 
  相撲とり草の 
      花の露
      (7月上旬頃)
 さて、相撲とり草とは?
 調べると、
スモウトリグサとは、 
 ① すみれの別称
 ② なずなの別称
 ③ オヒシバ・メヒシバの別称
 イネ科の植物で、
時期的に見て、オヒシバのようだ。
 久しぶりに膳所の義仲寺の草庵に
帰ってみると、
雑草の中に細い道が通じていて、
スモウトリグサが咲いている。
その花が露に濡れている。
 如何にも自分が来たのを歓迎して
泣いているようだ。
 かの陶淵明の『帰去来辞』の
「三径就荒松菊猶存」
(三本の小道は荒れているけれども、
松と菊は残っていた。)
という故郷に帰ってくると、
荒れ地になっていたが、
松と菊とは残っていて嬉しいことだと
詠んだ詩人を、
芭蕉は連想したか。
 最近の義仲寺