令和4年11月18日(金)
松島市: 五 大 堂
五大堂へ
現在の建物は慶長9年(1604)、
伊達政宗公が造営する、
東北地方最古の桃山建築。
大きさ方三間(22.68尺=6.87m)、
宝形造、本瓦葺。
<五大堂の説明>
軒まわりの蟇股に、
方位に従って十二支の彫刻が配されている。
正面に掲げられている額には
正面に掲げられている額には
「五太堂」と彫られているが、
正確には「大」が正しい。
揮毫は105世天嶺。
「太」の字は筆の遊びともいわれている。
慈覚大師手彫りと伝えられる
慈覚大師手彫りと伝えられる
厨子内の五大明王(国重文、中央・
不動 東・降三世 南・軍荼利
西・大威徳 北・金剛夜叉)は、
平安時代中期に制作された秘仏で、
33年に一度開帳される。
<日本三景碑>
次回の開帳は2039年の予定。
祭礼日は8月20日。
現在の堂へ渡るすかし橋は、
現在の堂へ渡るすかし橋は、
縦板が2枚しつらえられているが、
もともとこの板はなく、
はしご状であったという。
現在のすかし橋
横板の間隔も5寸(約15cm)程有り、
江戸後期の紀行文に、
恐ろしくて渡る事ができなかった人
の事が紹介されている。
江戸の井上春蟻の句碑等
江戸の井上春蟻の句碑等
いくつかの句碑もある。
春蟻の句は、
「世の中の
櫻おもはす
千松島」 。