貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

川崎宿:川崎大師その2 ペリーも訪れ、芭蕉の句は?

2023-06-18 11:21:57 | 日記
令和5年6月18日(日)
 寛永5年(1628)、
江戸の商人によって境内に
「六字名(みよう)号(ごう)塔(とう)」
が建立され、
慶安元年(1648)には、
幕府から6石の朱印を拝領。
 寛政8年(1796)、
将軍家斉が訪れて厄除け祈願、
文政元年(1818)御成門も造営される。
 幕末に日本を訪れたアンベールは、
「川崎にはいくつも寺があるが、
その中で立派なのは大師河原平間寺で、
日本のもっとも純粋な仏教建築の
一つに違いない」
   (『幕末日本図会』)
と記し、
ペリーは
「ずっと見えていた目標は、
川崎近くの寺院の塔で、
そのあたりは川崎大師河原と
呼ばれる名だたる盛り場であった」
  (『日本遠征随行記』)
と記している。

 芭蕉句碑は、
五重塔の近く。

 周囲の工事で、
青いシートが雰囲気を壊す
最中の拝顔となる。
<芭蕉句碑>

 折れて修正した碑には、      
「父母の 
  しきりに戀し 
     雉子の聲」
と刻まれる。
~つづく。