令和5年10月21日(土)
名古屋市: 千句塚公園
公園は住宅街のある高台にあり。
芭蕉が自ら築いた句碑がある
中規模の公園。
千句塚公園には、
「星崎の
闇を見よとや
啼く千鳥」
と発句とする芭蕉が、
この地で催されたことを記念する
「千鳥塚」がある公園。
<千鳥塚>
滑り台や、アスレティックス
などの遊具があるポイントと、
小さなグラウンドの横付近の
2ヶ所から夜景が楽しめる処がある。
芭蕉の星崎を詠んだ有名な句が、
公園名称碑に刻印されている。
東海道の鳴海の近くの干潟に
東海道の鳴海の近くの干潟に
星崎という地名がある。
その地名から夜の星が連想され、
星崎は夜や闇や月に関係する
歌枕として、
メジャーな鳴海の傍らで
細々と命脈を保っていた。
ところが、
ところが、
芭蕉が目を見張るような
星崎の句を詠んだことから
一躍有名銘柄の仲間入り。
と同時に、
句の中の千鳥にも注目が集まり、
星崎周辺は千鳥の名所となる。
<千鳥塚の説明>
千鳥が闇夜に鳴くかは
さておいて、千鳥の群れが
飛び交う干潟は
星崎のイメージとなり、
干潟を見下ろすことができる
高台に千鳥塚の碑が建てられる。
<芭蕉存命中唯一の塚碑>
「星崎の
闇を見よやと
啼く千鳥」
芭蕉 (笈の小文)
「千鳥塚碑」は、
「千鳥塚碑」は、
「貞享4年(1687)冬11月、
寺島安信宅での歌仙
「星崎の
闇を見よやと
啼く千鳥」
の巻が満尾した記念に建立。
<芭蕉塚碑:背面は「千句塚」と刻印>
文字は芭蕉の筆、
側面に興行の年月を刻印。
これは芭蕉存命中に建てられた
唯一の翁塚。」
貴重な塚碑である。