令和5年10月1日(日)
岡崎市: 藤川の十王堂
十王堂の創建年は不詳。
十王堂の創建年は不詳。
<新しくなった十王堂>
しかし、祀られている十王像の台座
の裏に宝永7年(1710)の記載がある為、
同年かそれ以前からあった推定される。
藤川宿の西端に位置し、
秦江王・初江王等十王を祀る信仰と
共に結界鎮護の意味合いもある。
以前の建物は桁行3間、梁間1.5間、
以前の建物は桁行3間、梁間1.5間、
切妻、桟瓦葺の簡素なもの。
民俗的には貴重なものの一つ。
昭和34年9月の伊勢湾台風に
昭和34年9月の伊勢湾台風に
よって屋根などが大きく損壊。
その後、屋根などの改修工事が行われ、
現在の姿となっている。
<説明>
「十王堂」は、十人の「王」を祀る堂。
その「王」とは、
冥土にいて、亡(もう)者(じや)
(死んだ人)の罪を裁く
十人の判官を指す。
1、秦(しん)広(こう)王
1、秦(しん)広(こう)王
2、初江(しよこう)王
3、宗(そう)帝(てい)王
4、五官王
4、五官王
5、閻魔王
6、変成(へんじよう)王
7、平等王
8、太山(たいざん)王
9、都市王
10、五道転(てん)輪(りん)王
10、五道転(てん)輪(りん)王
の総称。
境内には、
境内には、
「爰も三河
むらさ記麦の
かき津はた」
はせを
の句が刻まれた
芭蕉句碑がある。
<芭蕉句碑>