貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

岡崎市藤川宿の十王堂 初の十王(裁判半官)堂と芭蕉句碑!

2023-10-01 10:52:16 | 日記
令和5年10月1日(日)
岡崎市: 藤川の十王堂      
 十王堂の創建年は不詳。
<新しくなった十王堂>

 しかし、祀られている十王像の台座
の裏に宝永7年(1710)の記載がある為、
同年かそれ以前からあった推定される。
 藤川宿の西端に位置し、
秦江王・初江王等十王を祀る信仰と
共に結界鎮護の意味合いもある。
 以前の建物は桁行3間、梁間1.5間、
切妻、桟瓦葺の簡素なもの。   
 民俗的には貴重なものの一つ。
 昭和34年9月の伊勢湾台風に
よって屋根などが大きく損壊。
 その後、屋根などの改修工事が行われ、
現在の姿となっている。
<説明>

 「十王堂」は、十人の「王」を祀る堂。
 その「王」とは、
冥土にいて、亡(もう)者(じや)
(死んだ人)の罪を裁く
十人の判官を指す。
 1、秦(しん)広(こう)王
 2、初江(しよこう)王 
 3、宗(そう)帝(てい)王
 4、五官王
 5、閻魔王
 6、変成(へんじよう)王 
 7、平等王
 8、太山(たいざん)王
 9、都市王
 10、五道転(てん)輪(りん)王 
の総称。
 境内には、 
「爰も三河 
   むらさ記麦の 
     かき津はた」
         はせを
 の句が刻まれた
芭蕉句碑がある。
<芭蕉句碑>