知識は使ってこそ技術になる 2

コンディショニング・ケア 道標 と ふくろうスポーツ館 での・・・
健康づくり&介護予防・介護リハビリ の 記録!

水泳指導の指針と理念

2011-05-22 18:58:09 | スポーツ

お疲れ様です! コンディショニング・ケア 道標の萩野です。。m(__)m

今日は・・・

10:30~ 豊玉高齢者センターで『元気体操』の指導から始まりました。。 元気体操は、隔週(第1・3日曜日)で指導していますが、今日は4週目です。・・・ が、、先週『マスターズ水泳大会』に出場した関係で指導日となりました。。

後半回なので・・・ 頭 ~ こめかみ ~ 顔の歪み ~ 耳 ~ 顎 ~ 後頭部のフェイスマッサージから入り、首・肩~全身のストレッチ+ホールド&リラックス+チューブトレーニング&Gボールトレーニング+立位でカーフレイズ+ストレッチ ~ タオルストレッチ というプログラムで90分行ないました。。(^^)v

『導引士(体育療法)』としての技術をしっかり確立して、、しっかり“プロモーション”していかないといけないなぁ・・・  と思う今日この頃です。。 まずは『ブログ』からですね <(`^´)>

午後は・・・ クライアントさんが1人家に来て、、『ケア』を行いました。。

さて・・・

今日のテーマは、5月13日からどうやら『幼水』に子どもが来て、、本格的に『水泳教室』が始まったようなので、、授業の中で学生に唱えてきた『水泳指導の指針と理念』を書いてみたいと思います。。これは・・・19年度幼水卒業生が“イトマン”で働いているのですが、、『先生、水泳の教室の意味って何 (?_?)』という質問がメールで来たので、、その時に作ったものです。

201105151608001 20年度卒業生つばさくんの“華麗なるスタート”・・・

『水泳指導の指針と理念』

水難事故防止

現在でも、水難事故で亡くなる子どもは“0”ではありません。 幼児は公園の池やお風呂に滑り落ち、パニックを起こして危険状態になったり、小学生でも海に流されたり、溺れたりします。

池では落ちた方向に戻ったり、海では背面キックや平泳ぎで力を抜いた状態で長く浮いていたり、泳ぐ技術を使って救助を待つ。という事も大切な“水泳”の役割です。

発育発達

もぐり(息こらえ)の練習を幼児の頃にしっかり行なうと(息を吐く“ボビング”の練習のみだとダメです。息を吐かずにこらえる練習が必要です)・・・

生まれた時は約3千万の『肺胞の数』が7歳前後で3億となります。その数が水泳練習を行う事で『グン』と伸びるのです。

その事で、酸素をからだに送り込む能力が高まるので“スタミナ”がつきます。

“クロール・背泳ぎ”の練習を先にプログラム(進級テストではその傾向が強いです)する事により、伸筋(からだを伸ばす働き)を最初に鍛える事になります。その事により、『骨の発育(長育)が助けられ、身長の伸び』を助けます。

また、クロール・背泳ぎは、手足をバラバラ(交互)に動かして泳ぎます。この動きを“無重力(陸上とは違う環境)”の状態で行なう事により、『神経系の発達』に良い影響を与えます。

その後、“平泳ぎ”を習い、屈筋系(からだを曲げる働き)を養い、また次に“バタフライ”のうねる動きを練習する事でバランスの良い逞しいからだを作り、そして“ターン(クィックターン)”の技術で捻る動きを養います。

4泳法を泳ぐことにより、『身体全体の筋力を満遍なく動かす事(伸筋・屈筋・うねり・捻り)』が出来るのです。

“200m個人メドレー”を泳ぐと“ゴルフ1ラウンド”を行なうより、『多くの筋肉を使う』と言われています。

いつの世代から始めても『健康』に良く、“生涯スポーツ”として優れています。

人間力養成

水泳は『無重力の中で行なう全身運動』という“コンセプト”があります。

陸上で行なうスポーツより、からだの“障害”が少ないのです。

その為、サッカーや野球を行いながらの“補助トレーニング”としても優れ、水泳というスポーツを同時に続ける事で、『子どものスポーツ選手としての可能性』も広がります。

また、“タイム”と向き合うスポーツなので、『時間の使い方』が上手になります。

そして、色々な年代(ベビー ~ 高齢者)が集うクラブでの練習は、子ども達に『クラブの“代表”』としての意識や、下の学年への優しさや、上の学年への敬いの“心”を育て、『リーダーシップを養成』します。

というような『指針と理念』を、指導者は意識して、子ども達と接する必要があります。

スポーツを行うだけでは『良い子』を育てる事は出来ません!<(`^´)>

そこに『環境』『絆』をしっかり“演出”できる『コーチ』が必要なのです!

『 ともかく具体的に動いてみるんだね  具体的に動けば具体的な答が出るから 』 みつを

水泳の指導者だけじゃないよ!  子どもと向き合っている全ての指導者、、いやいや・・・・『人』と向き合っている全ての“指導者・教育者”に『なぜ?』『どうして?』『どのように・・・』動いているのか。。今一度、、考えて欲しいな・・・ m(__)m


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
更新お疲れ様です。 (鷹野翼)
2011-05-22 19:51:10
更新お疲れ様です。

写真…随分とぶれちゃいましたね。
それ程、リアクションが速かったのか。ワラ

今後の幼水が どのように
進化していくかが楽しみですね。

近々視察しに行ってきますね。ワラ

つばさ
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